敬老の日特集 おばあちゃんと行く、2泊3日ツアー
「大好きなおばあちゃんがソウルにやってくる!」--との知らせを受けた在韓歴2年の記者Y。コネスト記者の名にかけて「おばあちゃん孝行ツアー」を立案!したまではいいが、そこは何せ新米記者のY。自分の立てたプランに一抹の不安を感じる。
そこで名乗りをあげたのが、(敏腕)先輩記者K。おばあちゃん想いのYの志に打たれ、一緒に「孝行ツアー」の下見に出かけることとなった。約2年ぶりの対面で、果たして記者Yはおばあちゃん孝行ができるのか?おばあちゃん渡韓を目前に、コネスト記者2人がソウルの街を駆け巡る!
おばあちゃん情報
※写真はイメージです
・韓国旅行は初めて
・大阪在住の70歳
・大のヨン様ファン(10年前に他界したおじいちゃんに似ているという噂あり)
・健康オタク気味(「
チャングムの誓い」にハマり、
韓方や健康食品に目がない)
・お肉はあまり好きじゃない。魚&麺派
・ベッドでは寝られない。布団派
・お寺や古い建物巡りが趣味
おばあちゃんからのリクエスト
うむ…おばあちゃん、2泊3日の日程の割にはかなり欲張り。
下見スタート!まずは宿泊先選びから!
プリンスホテルのオンドル部屋
記者Y:まずはおばあちゃんの宿泊先が問題なんです。
ベッドで寝るのは嫌だというから、
オンドル部屋のあるホテルがいいんですけど…行動範囲は
鍾路(チョンノ)・仁寺洞(インサドン)・
明洞(ミョンドン)・南大門(ナンデムン)あたりになると思います。
記者K:うーん、オンドルのあるホテルとなると限られてくるよね。
鍾路・仁寺洞にもなくはないんだけど、せっかくおばあちゃんが来るんだし、施設やサービスのしっかりしたところがいいだろうね。
というわけで私のおすすめは明洞の「
プリンスホテル」。オンドル部屋は広くてキレイだから、おばあちゃんも安心してくつろげると思うよ。
…という記者Kの言葉を信じ、宿泊先は「プリンスホテル」に決定!
このツアーを組む上での最大の難点は、おばあちゃんの体力を考慮しつつ、要望を叶えなければいけないところ。そのため、時間に余裕を持たせたスケジュールとなった(時間はあくまでも目安)。
記者Kは身も心もおばあちゃんになりきって同行!
1日目
初海外・初韓国のおばあちゃんだけに、何かと心配。当然空港までお出迎えに。
感動の再会を果たし、
空港リムジンバス(605−1)に乗って、ホテルのある明洞へ向かう。
16:30 「プリンスホテル」にチェックイン後、公認両替所で両替
レートがよくて、ウハウハの二人
コネストを見ていなかったら空港で有り金を全部両替するところだったけど、ここは「
1万円同時両替!」の記事にも載っている「
明洞FXKOREA」で両替といこう!
空港や銀行よりも、市中の公認両替所が一番
レートがいい場合が多いのだ!これぞまさに賢い旅行者の知恵ってやつ。
そのままホテルに戻るのも時間的にまだ早い。というわけで、お茶好きのおばあちゃんを「o’sulloc TEA HOUSE 明洞店」にご案内。
ここは兼ねてから記者Yご愛用のカフェ。茶葉や茶器も販売しているので、おばあちゃんも興味津々のはず!おいしいお茶に囲まれて、二人の会話が弾まないわけがない!
「o’sulloc TEA HOUSE 明洞店」のお店情報を見る >>
21:30 ホテルに戻って就寝
初日から無理は禁物。早寝早起きのおばあちゃんに合わせて、ホテルに戻って休むことに。明日はどんな一日になるかな?おやすみなさ~い!
1日目のチェックポイント 「週末もOPEN!公認両替所を賢く使おう!」
「公認両替所で両替するってのは、Yちゃんもツボを心得ているね。週末に旅行に来る人にとって、土日もやっている公認両替所は銀行よりもレートが良い場合が多いからすごく頼りになるのよね。」
「そうなんですよ~。空港で両替するのが楽なことは楽なんですけど、やっぱり公認両替書がレートが良いことが多いし、ホテルから近くにあったら疲れやすいおばあちゃんでも大変じゃないですしね!」
朝早くから空いているお店というのは意外と少ない。しかも、おばあちゃんはパンよりもご飯派。
そこでYが考えたメニューが「
お粥」。村山元首相も来店したという「明洞栄養粥、栄養餃子」で、あっさり目の朝食をとる。
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おばあちゃんは何を祈る?
ソウルのシンボル・清渓川
清渓川を散策
飛び石を渡る時は気をつけて!
水辺ではしゃぐ二人
600年の歴史を誇る景福宮
興礼門の前で記念撮影
韓国の秋を堪能できる
特別観覧でのみ見学できる慶会楼
韓国仏教の総本山・曹渓寺
正門前にて
境内を見て回る
市内観光も無事終了。
市庁(シチョン)で解散した後は、タクシーで仁寺洞に向かう。そう、午後は仁寺洞尽くしなのだ。
まずは腹ごしらえに、超庶民派の「ハルモニカルグッス」をチョイス!「韓国のハルモニ(おばあちゃん)たちの作る
カルグッスを、日本のおばあちゃんにもぜひ味わってほしい」というYの粋な計らいでもある。
「ハルモニカルグッス」のお店情報を見る >>
お腹も満たされたところで、本格的に仁寺洞巡りスタート!まずはハングルの印鑑作りから。
ここ「秀印堂」は、腕が確かなことで知られる名店。おばあちゃんにはぜひ「長寿」の印鑑を!
「秀印堂」のお店情報を見る >>
立て続けに買い物をしたので、ここで小休止。
伝統茶を飲みたいといっていたおばあちゃんの言葉を思い出し、コネストのクチコミでも評判の「月鳥は月だけを想う」へ向かう。
こぢんまりした店構えだが、仁寺洞のメイン通りから入ったところにあるので、喧騒を忘れてくつろげそう。
「月鳥は月だけを想う」のお店情報を見る >>
17:00 仁寺洞を散策
仁寺洞の雰囲気に溶け込む二人
伝統茶でリフレッシュした後は、再び仁寺洞のメインストリートへ。
さすがは伝統の街だけあって、外国人観光客の姿も多い。
骨董品やチマチョゴリ(韓服、ハンボッ)など、おばあちゃんが気に入りそうな店を多数発見!
仁寺洞名物「クルタレ」の行列に並ぶ
韓国のおじいちゃんウォッチングには最適のスポット
韓国が日本の植民地だった頃起きた、
三・一独立運動の発祥地で有名なタプコル公園。仁寺洞から少し歩いたところにあるので、行ってみるのもいいかもしれない。
どこからともなく集まってくる韓国のおじいちゃんたちの姿に、きっとおばあちゃんも圧倒されるはず。
「タプコル公園」のスポット情報を見る >>
そろそろ歩き疲れた頃かな?夜は
焼肉!といきたいところだけど、あいにくおばあちゃんは肉は苦手。でも
ソルロンタンならあっさりした味だし、大丈夫だろう…。
「里門ソルロンタン」は1902年開業という、ソルロンタンの元祖店!常連客はほとんどが老人というから、ある意味、おばあちゃんにピッタリ!?味は記者Y、Kともに太鼓判。
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記者Kがどどどーんと強力推薦したのが「JUMP」。
韓国の伝統武術であるテコンドーとテッキョン中心とした武術に加え、高難易度のアクロバティックなどに演技を組み合わせた斬新な演出が見もの!言葉・年齢なんて関係ない!きっとおばあちゃんも「JUMP」のとりこになるはずだ。
「JUMP」の公演情報を見る >>
21:30 ホテルに戻り就寝
2日目は朝から大忙しだったから、おばあちゃんもかなり体力を消耗しただろう。
2日目のチェックポイント 「近場でも移動はタクシーで」
「2日目がメインだけあって、かなりの活動量だね」
「そうなんです。あれもこれもさせてあげたい!と、つい欲張っちゃって・・・おばあちゃんの体力が持つかどうかが心配ですね」
「ツアーに参加するというのはいい方法だね。車で移動だと、時間的にも体力的にも負担が軽いからね。上記のメニューをすべて消化できるに越したことはないけど、どうしてもしんどい時は、タプコル公園は外してもいいかもね。無理して歩かず、近場でも
タクシーや
バスを利用するといいよ」
「はい。最後の『里門ソルロンタン』~『JUMP劇場』~ホテルの移動では、模範タクシーを利用しようと思います」
オシャレな老眼鏡をあつらえたい!というおばあちゃんのリクエストに応えるべく、明洞一の人気店「カナ眼鏡院2号店」へゴー!
高品質で品揃えも豊富なので、お気に入りの眼鏡がきっと見つかるはず。
「カナ眼鏡院2号店」のお店情報を見る >>
かなり真剣に眼鏡を選ぶ
ここでもヨン様を発見!
家族(母、姉たち)に頼まれていた韓国コスメも買いに行かなきゃ!
竹塩・黄土石鹸に顔パックなどなど、買い物リストは山ほど。買い忘れのないように気をつけよう。
※写真はリニューアル前の写真です。
「タレント化粧品」のお店情報を見る >>
12:00 南大門市場へ移動
韓国最古の歴史と最大の規模をもつ巨大総合市場。雑然とした雰囲気が魅力的!
トリコマッ 15,000ウォン
昼食は、コネストグルメ記者Nのイチオシ店「チンジュチッ」へ。ここのコリトマッ(ぶつ切り牛テールスープ)が絶品だというので、気になっていたのだ。
1人前15,000ウォンと少々高めだが、今回の旅行で最後の昼食なので、奮発しちゃおう!
「チンジュチッ」のお店情報を見る >>
13:00 南大門市場散策
おばあちゃんの好きな高麗人参を見つけた!
明洞が若者の街なら、ここ南大門はちょっと年齢層高め。雑然とした雰囲気がいかにも韓国らしい。
高麗人参やノリなどのお土産ものから、「何だこれ?」という怪しげなものまで、何でも揃う買い物天国でもある。
ノリもバクバク味見しちゃえ!
15:30 「プリンスホテル」チェックアウト後、リムジンバス(605−1)で仁川国際空港へ
世宗ホテル前からリムジンバスに乗ろう
時間に余裕を持って早めに空港へ向かおう。もちろん帰りも記者Yが空港まで付き添い。
あっという間の3日間。「おばあちゃん、また韓国に遊びに来てね~」としばしのお別れ。
3日目のチェックポイント 「オーダーもののショッピングは初日に済ませよう」
「3日目の日程でちょっと気になったのが、眼鏡店と韓医院。眼鏡や韓方の場合、オーダーしてから受け取りに時間がかかる場合があるよね。滞在中にホテルに届けてくれるサービスもあるけど、最終日だと間に合わない可能性もでてくる。日本まで郵送となると、送料自己負担だからね。こういう類の店はできるだけ滞在初日に行くことをオススメするよ。」
「なるほど、そこまでは考えが及びませんでした。『カナ眼鏡院1号店』も『梧桐堂韓医院』も滞在先の『プリンスホテル』から徒歩圏内なので、初日・2日目で空いた時間があれば寄れるように調整してみます。」
記者Yよ、健闘を祈る!
以上で記者YとKの「孝行ツアー・下見編」終了。2泊3日のスケジュールを1日で回ったため、グッタリ疲れてしまった二人だった。
時間に余裕を持たせつつも、かなり詰め込んだ日程となったが、まだまだ連れていってあげたいところがたくさんあるというY。「やはり2泊3日だとバタバタしてしまうので、少なくとも3泊はほしいところ。
それでも、おばあちゃんとの思い出作りのために東奔西走した二人。これだけがんばったんだから、おばあちゃんもきっと喜んでくれるよね?
どんなに準備をしていても、計画通りに行かないのが「韓国」でもある。あとはおばあちゃんが来るのを待つのみ!健闘を祈る。