留学生レポーター(左からさき、ゆな、しおり)
韓国旅行で一度は行ってみたい韓国
チムジルバン。コネスト留学生レポーターのさき、ゆな、しおりが、旅行者も訪れやすい人気の大型チムジルバンに突撃！その体験内容をレポートします！
チムジルバンは、お風呂とサウナ、
汗蒸幕(ハンジュンマク)はもちろん、食堂、売店、ジム、仮眠室、マッサージ施設などがそろう複合スパ施設。
料金も10,000ウォン程度と、リーズナブルに長時間リラックスして過ごせます！
※取材を行なった「梨泰院(イテウォン)ランド」は閉店しました。内容は2016年10月取材時のものです。
チムジルバンの利用順序の目安
１．受付(入場料支払い)～お風呂場の脱衣所
２．軽い入浴＆着替え
３．汗蒸幕・共用施設
４．汗蒸幕・サウナ
５．休憩＆軽食
６．仮眠
７．入浴
８．受付(精算)
利用順序は、目安としては上のように考えればよいですが、一度入場すればお風呂場と汗蒸幕＆共用施設を自由に行き来できるので、実際の利用順序は人それぞれです。
チムジルバンリピーターは、利用順序にも自分だけのこだわりがあったりします。
１．受付(入場料支払い)～入場
入場料支払い・チムジルバンセット受け取り
入場料(15時間基準)を支払いチムジルバンセットを受け取ります。お風呂だけ利用することもできて、その場合は割安になります。
チムジルバンセットはこちら
各自にタオル(１人２枚)、チムジルバン用の半そでシャツ・半ズボン、レシートを渡してくれます。受付の方はカタコトですが日本語で対応してくれます！
下駄箱に靴をしまう
レシートには番号が書かれています。これは下駄箱の番号で、その番号の場所に靴をしまいます。どこを使ってもいいわけではないので、レシートは捨てないこと！
下駄箱の鍵を持って脱衣所の自分用ロッカーへ
脱衣所のロッカーもレシートの番号と同じ番号のものしか使えません。下駄箱の鍵はロッカーの開閉に必要なので、持っていくのを忘れないように！
韓流の足跡が女湯へ向かう通路沿いに！
韓国ドラマでチムジルバンが出てきたら「梨泰院ランド」と言えるほど頻出！
この「梨泰院ランド」、実は韓国ドラマやバラエティ番組の撮影にもよく使われる、隠れ韓流スポットってご存知でしたか？
そのため、韓国人だけでなく韓流好きの外国人にもよく知られているチムジルバンとなっています。
２．軽い入浴
まずはシャワーで毛穴全開に！
「梨泰院ランド」にはヒノキ湯もあります
(写真提供：梨泰院ランド)
利用順序
特に決まっていませんが、はじめての方は、汗蒸幕やサウナで汗をかきやすいように、まず軽くシャワーを浴びておくことをおすすめします！
お風呂場の作り
複数のお風呂と水風呂、洗い場、サウナなど、日本の銭湯と似ています。洗い場には、石鹸(共用)が備え付けられています。
脱衣所
ロッカーはもちろん、売店、自販機、テレビ、パウダーコーナー、トイレがあります。
パウダーコーナーには、ヘアドライヤー、ヘアブラシなど簡単な備品があります(共用)。
お風呂利用時の持ち物
しおりのお風呂セット
歯ブラシセット、ヘアブラシ、シャンプー、クレンジング、シャワージェル、化粧水・乳液、液体用携帯ボトル(ここにリンスを入れて行きます)
しおり：一般的に、お風呂場にはシャンプー、コンディショナー、洗顔料などがありません。
売店には、替えの下着や洋服、飲み物、お菓子のほかに、使い捨てシャンプー・リンスから、クレンジング、洗いタオル・アカスリタオル、化粧水・ローション、歯ブラシまで、一通りのお風呂用品(各500ウォン程度)が並びます。
お風呂用品の場合は買うこともできますが、私はいつも持参するようにしています！
ゆな：基本的にお風呂場には共用の石鹸しかないので、シャンプー、リンス、ボディソープ類は持参した方がいいです！
さき：最低限必要なのは、シャンプー・リンス・化粧品・ヘアブラシ！
３．汗蒸幕＆共用施設へGO！
女湯、男湯からそれぞれ階段でつながっていて、女湯の前には韓国語・英語で女性専用の文字も！
シャワーを浴びたら、受付で渡されたチムジルバン用の服に着替えて、汗蒸幕＆共用施設へ向かいましょう！
男女共用なので、男女グループや家族で利用する際は、ここで落ち合うことになります。
「ヤンモリ(羊巻き)」のかわいい巻き方ガイド
韓国ドラマでよく登場する「ヤンモリ(羊巻き)」！
汗蒸幕＆共用施設では、本当にみんながこの巻き方をしているので、はじめての人もぜひチャレンジしてみてください！
１．タオルを横に広げて、上下に三つ折りにします。
２．そのままタオルの両端を持って、内に向かって大きく３回ほどくるくると巻きます(自分の頭の幅より少し小さめになるくらいがベスト)。
３．頭にかぶる部分を両手でならすように広げれば、自分の頭にジャストフィットするヤンモリの出来上がり！
４．汗蒸幕・サウナでデトックス！
チムジルバンの汗蒸幕・サウナは、文字通り火を吹くような熱さの火汗蒸幕(プルハンジュンマク、プルガマ)から、比較的低温で長時間いやすい炭、ヒノキなどの植物、塩サウナまで、種類豊富！
お風呂場と別途で設けられていて、チムジルバン用の服を着て入るので、寝転びながら過ごせるのがいいところです！友達同士で行けば、わいわい楽しくおしゃべりして楽しめます。
休憩スペースなど施設内の室温は、チムジルバン用の服でいられるように、夏も冬も快適に保たれています。
※汗蒸幕内は飲食物持込不可
火汗蒸幕(プルハンジュンマク) 温度：70度前後
直径6.5m高さ7.5mと、韓国でも有数の大きさを誇る「梨泰院ランド」の火汗蒸幕
通気性の高い黄土と石で作られ、特に上層部には、全羅南道(チョルラナムド)
宝城(ポソン)地方でのみ作られる希少価値の高い石が使われているそう。
この石はミネラルを多量に発散することで体内の老廃物を排出しやすくし、酸素を作って新陳代謝と血液循環を促すとされ、高温でも呼吸しやすいのが特徴とのこと！
施設内で一番高温の火汗蒸幕。小さい扉をくぐって中に入ります！
とにかく熱いので、入口横に置かれている麻布を必ずかぶって入ること！
しおり：ドアを明けた瞬間から熱い空気に包まれ、体の芯から熱されるような感じがしました！
熱いですが、体内の老廃物が浄化される気がして、出た時にとてもすっきりとした気分になります。
火汗蒸幕は、肌トラブルや腰痛、神経痛など様々な疾患によいとされているようです。
ゆな：入った瞬間から汗が止まりません！体の内側の老廃物が一気に出た感じがしました。
汗蒸幕の即効性を感じたい方にはもってこいかも！？
ただ、とっても熱いので、時々外に出て水分補給をしながら楽しむことをおすすめします！
ヒノキサウナ(ヒノキバン) 温度：32度
しおり：独特のヒノキの匂いが印象的でした。温度はそこまで高くないですが、長くいるとじわじわと汗をかいてきます。
疲労回復や冷え性、デトックスにいいみたいですよ！
ゆな：ヒノキの香りでいっぱいで、居心地が良かったです。長時間いられそうな温度設定で、チムジルバン初心者の方も入りやすいと思います。じんわりと汗をかきたい方におすすめです！
さき：この日一番のお気に入りサウナでした！低温なので長くいられて、じわじわ汗をかけますし、ヒノキのいい匂いがして落ち着きます。
炭サウナ(スッパン) 温度：31度
しおり：壁、天井中に竹炭があり、炭の香りがほんのりと漂うサウナでした！こちらも高温ではないので、長くサウナを堪能したい方にはおすすめです。
ゆな：入った瞬間は少し鼻をつく炭の香りが気になったのですが、だんだん不思議と落ち着いた気分に！こちらもサウナをゆっくりと楽しめると思います。
さき：私は日本の高温サウナが苦手なのですが、韓国のチムジルバンはこういう低温があって好きです。低温でゆっくり汗を流すのがとても気持ちいいですね！
アイスルーム(オルムバン)
しおり：名前の通りひんやりと冷たい部屋です。火汗蒸幕の真横に位置していて、火汗蒸幕後のクールダウンに最適です。火汗蒸幕で開いた毛穴を引き締めてくれます！
ゆな：普通に入ったらたぶん冷凍庫くらいの極寒だと思いますが、火汗蒸幕の直後に入ったらちょうど良かったです！涼しいくらいの温度設定に感じられます(笑)。
５．休憩＆軽食
売店でチムジルバングルメのど定番「シッケ＆麦飯石卵」を買おう！
注文する
チムジルバンといえばシッケ(お米のジュース)と＆麦飯石卵(メッパンソッ ケラン)！サウナで一汗かいた体に卵の塩気とシッケの糖分がぴったり！
計算する
ロッカーの鍵で使用金額を加算します(帰りに受付で精算)。財布なしで鍵で簡単に会計できて便利！
食べる
韓国ドラマみたいに友達の頭を使って卵の殻を割るのがチムジルバン式？(笑)
食堂で韓国グルメも食べられる！
本当にサウナ？と思うほど種類が豊富でした。ご飯ものから、おやつ、スイーツ系まで揃っていて逆に何を食べようか迷っちゃう…？
テーブル、椅子がいくつかありました。値段も高くなく、英語メニューがあったので気軽に食べられると思います。お水はセルフサービス！
休憩スペースでのんべんだらり
休憩スペースには大画面のテレビが置かれているので、時間帯によってはK-POP番組や韓国ドラマ、韓国のバラエティ番組が楽しめます。
売店で購入したものを持って休憩スペースでごろごろ過ごす人も多数！ただし、食後は食器をカウンターに返却必要です。
６．仮眠
大型チムジルバンには、別途睡眠室が設けられていることも。長居する時に便利です。
ゆな：女性専用・男性専用と別れていました。１人１人仕切りがあって、知らない人と雑魚寝にならないのはいいですね。
さき：最上階にあるので、出入りも少なくて静かです。お布団は売店でレンタル(有料、デポジットあり)できるようです。
しおり：暗いので本格的に眠るにはよさそうですが、人気のない日中は静かすぎてちょっとこわいかも…。仮眠程度なら、休憩スペースの簡易マット＆枕で十分？
きちんと寝たいならゲストルームも使える
(写真提供：梨泰院ランド)
(写真提供：梨泰院ランド)
数は少ないですがベッドの個室、ゲストルーム(有料、週末は要予約、鍵付き)もあるようです。
中は本当に「寝るだけ」ですが、弾丸旅行の時には使えるかもしれません。
７．入浴
汗をかいて、汗がひいてを繰り返して何時間も過ごすので、風邪を引かないように、最後にお風呂でもう一度温まりましょう！
８．受付(精算)
施設内の売店・食堂などロッカーの鍵で会計した金額がある場合、入場料金１回あたりの制限時間オーバーなどで超過料金が発生する場合は、精算しないと下駄箱を開けられないようになっています。
脱衣所を出る時、ロッカーの鍵を忘れないように持って、下駄箱で靴を出す前に、隣接する受付へもう一度行きましょう。
必ず精算してから、下駄箱に行きましょう！
はじめてさんへ！チムジルバン利用のアドバイス
チムジルバンは日本のスーパー銭湯や健康ランドにも似ていますが、システム・使い方が多少異なります。また、現地密着型で、日本語も基本的に通じません(観光エリアにあるチムジルバンはカタコトなら通じることもあります)。
「興味はあるけれど…」とハードルの高さに足踏みしているビギナー旅行者の方に、チムジルバンの楽しみ方のポイントをご紹介！
参考にしてみてください。
チムジルバンのお楽しみポイント
低温サウナも豊富でじっくり楽しめる！
さき：韓国のチムジルバンには服を着て入る低温のサウナも多いので、日本でサウナが苦手な人も気軽に楽しめます。低温でゆっくり汗を流すのもいいですよ！
だらだら＆お泊りもできちゃう！
しおり：一度の入場で半日以上いられるので、夜に行けば寝泊りもできます。人気のチムジルバンは週末の夜(21：00以降)に行くと混雑して寝る場所を見つけられないことも。１泊する方は少し早めに行く方がいいかも！
多様な付帯施設をフル活用する！
ゆな：チムジルバンは無料ジムや、マッサージルーム、ゲームコーナーなど、楽しめるものがサウナとお風呂だけではないのが魅力！最初から長時間の利用と考えた方がいいと思います！
私たちはこんな風に楽しんでます！
しおり 延世(ヨンセ)大学大学院生
「火汗蒸幕とアイスサウナが隣接していて、クールダウンしながらどちらも利用できたのが良かったです！」
１．まずシャワー・入浴でさっぱり
２．着替えて汗蒸幕＆共用施設へ
３．売店で麦飯石卵・
バナナ牛乳など軽食を購入してまったり
４．施設内の全てのサウナを試して、気に入ったサウナに出入り
(個人的に火汗蒸幕のような高温のサウナで大汗をかくのが好きなので、水分を取りながら何度も出入りします。)
５．仮眠
６．最後にもう一度シャワー
ゆな 高麗(コリョ)大学学部生
「チムジルバンは何度か行ったことがあったのですが、今回のように総合施設のような大型チムジルバンは初めてで、娯楽施設感に終始驚きでした！」
１．入場してすぐに着替えてまず汗蒸幕＆共用施設へ
２．まずは温度の低いサウナでじんわりと汗をかく
(友達と会話を楽しみながら！)
３．シッケと麦飯石卵を食べる
４．色々な汗蒸幕を回り、最後に温度の高い汗蒸幕で一気に発汗！
５．たくさんかいた汗を流すために最後にお風呂ですっきり
(この時アカスリも頼んじゃいます。)
さき 東国(トングッ)大学交換留学生
「見知らぬ韓国のアジュンマ(おばさん)から話しかけられました。チムジルバンでは、こういうこともしばしば(笑)。韓国語学習者は実践で実力を試せるチャンス！」
１．入場してすぐに着替えてまず汗蒸幕＆共用施設へ
２．汗蒸幕でたくさん汗をかく
３．最後にシャワーで汗を流す
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