１万円同時両替！2006 | レートの話題｜韓国旅行「コネスト」

韓国旅行特集記事

１万円同時両替！2006
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作成日：06.11.20

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いつまで続くのか？ウォン高円安

2006年10月16日、実に約９年ぶりに円、ウォン間の為替レートが終値100円＝700ウォン台を記録してしまいました。ウォンレートがここ数年の間に急落し、ウォン高円安の流れが止まらない状況です。今までは買い物の際に1,000ウォン＝100円と、ゼロをひとつとればよかった計算も近頃では面倒くさくなり、何よりも韓国が日本に比べて｢なんでも安い国｣というイメージが以前に比べて少しずつ薄れてきています。

そこで今回は普段から｢アルトゥリ　サルジャ(節約してこう！)｣をスローガンにしているコネスト探検隊が、ソウル各地にある両替所のレートを同日同時刻に一斉調査！為替レート冬の時代に韓国旅行を少しでもオトクに楽しむため、為替レートが最も良い両替所がどこなのかを、コネスト探検隊員を総動員して調査してきました！題して｢為替レートどこが一番？1万円同時多発両替！｣さっそくいってみましょう！

コネスト探検隊▶

同時多発両替開始！

2006年11月10日、午後２時30分。ソウル市内および日本、10箇所の両替所に散り散りになったコネストスタッフ達は、予め合わせておいた時計をみながらピッタリこの時間に担当の両替所に突撃！1万円をウォンに両替して果たしていくらになるのかを集計してきました。

今回調査の対象にエントリーされた10ヶ所をご紹介しましょう。これら10ヶ所は主に日本人旅行者が多く立ち寄りそうな場所を中心にセレクトしてみました。

両替所名

情報メモ

日本語

旅券提示

ロッテデパート地下１階　
両替所

デパートで買い物中にウォンがなくなっても安心。観光客利用率がダントツであるという点では他の10ヶ所をよせつけない。領収書必要時旅券提示。

要

ロッテホテル
フロント向い両替所

日本人利用客がソウル市内でも群を抜いて多い特１級ホテルのロッテホテルだが、レートも特１級？

△

要

Ｕ銀行明洞店

韓国一の繁華街、明洞(ミョンドン)のど真ん中にあるＵ銀行。やはり為替レートの良さも韓国一なのか？

△

不要

Ｈ銀行新村店

留学生のたくさん住む新村(シンチョン)。旅行者以上に為替レートに敏感な留学生が住む街のレートは果たして？

要

Ｓ銀行東部二村店

日系企業駐在員が多く住む二村洞。高級住宅街でもある二村洞ならではの高レートが期待できるか？

要

仁川空港到着ロビー
両替所(Ｗ銀行)

旅行客が最も利用している仁川空港到着ロビーの両替所。利用率に比例してレートも優遇か？

不要

羽田空港　国際線
ターミナル１ＦＳ銀行

日本で両替すると手数料が多くかかりそうなイメージがあるため意外と利用率が低いが、果たしてその真偽は？韓日両方の銀行がある羽田空港だが今回は韓国系銀行のＳ銀行で調査。

○

要

明洞Ｆ公認両替所

韓国銀行公認の両替所。明洞という立地と、銀行よりも良いといわれるレートで上位を狙う。

○

不要

梨泰院Ｓ公認両替所

こちらは梨泰院(イテウォン)にある公認両替所。同じ観光地、同じ両替所でも土地によるレートの差は果たしてあるのだろうか？

不要

南大門市場両替おばさん

噂ではかなりの高レートで両替してくれるという南大門市場の闇の両替屋。しかしながら不法のため今回はレートを聞くだけにどとまった。

不要

※取材のスケジュール上と銀行の混雑具合により、各場所１分から５分ほどの時差があります
※ 両替時の旅券提示は義務づけられていますが、両替所、その時の職員によって変わります。

それぞれの持ち場で１万円をウォンに変え、次々とコネスト探検隊本部に戻ってくる隊員たち。各自自分の行って来た両替所が10ヶ所のうち何位にランクインするのかが気になって仕方が無い様子。

それでは、両替金額が全て出揃ったところでベスト10方式で結果発表！

★円→ウォン高レートランキング★(2006年11月10日調べ)

順位	場所	金額	レート (ウォン/100円あたり)
	明洞ロッテホテル	75,878ウォン	758.78
	羽田空港　S銀行	77,090ウォン	770.90
	仁川空港Ｗ銀行	77,300ウォン	773.00
	明洞ロッテデパート	77,450ウォン	774.50
	Ｈ銀行(新村店)	77,874ウォン	778.74
	Ｕ銀行(明洞店)	77,990ウォン	779.90
	明洞Ｆ公認両替所	78,400ウォン	784.00
	Ｓ銀行(東部二村店)	78,503ウォン	785.03
	梨泰院Ｓ両替所	79,500ウォン	795.00
失格	南大門両替おばさん	79,800ウォン	798.00

いかがでしょう？このランキングからわかることを簡単に整理してみると次のようなことがわかります。

その1：

利便性の良さとレートの良さ、どっちを取るか？

空港・百貨店は韓国に着いてからすぐに両替できたり、時間も遅くまでやっているので利便性は高い。しかしレートの面で見ると銀行・両替所にはかないません。一方街にある銀行・両替所はレートは高い方ですが、空港・百貨店のように夜遅くまではやっていないし、わざわざ両替のために探して行かなければならないので少し面倒くさかったりします。利便性を取ってレートの低さは我慢するか、すこし面倒くさくてもレートの良さをとるか、人によってわかれるところですね。

その２：

銀行よりも公認両替所が有利

上位５つの銀行、両替所の平均金額を割り出してみるとそれぞれ両替所＝78,950ウォン、銀行＝77,925ウォン(小数点切り捨て)と、その差は1,025ウォン。キンパッ(のり巻)専門店の一番安いキンパッがひとつ1,000ウォンですから、キンパッ1つ分公認両替所の方がオトクだということがわかります。

その３：

賢く選べば一食浮くかも？

最高額を叩き出した梨泰院Ｓ両替所と、ビリだったロッテホテルの差額はなんと3,622ウォン！韓国では一人あたりの価格が4,000ウォンなんていうリーズナブルな食堂はざらにありますから、ほぼ4,000ウォンと考えれば、両替所を賢く選ぶことによって一食分浮いちゃうこともあるかもしれないんです。しかも旅行の際に1万円だけ両替する人ってそんなにいないですよね？まとまった金額を両替した時に更に生じる金額差を考えると、もっと大きな幸せを味わえちゃうかもしれませんよ。
最終的に調査結果を総合すると次のような図式が浮かんできます。

レート低	◀ㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡㅡ▶	レート高
	ホテル＜空港＜都市銀行＜公認両替所

ということで、韓国旅行に行く際には上の図だけは必ず頭に入れておきましょう！

★両替Ｑ＆Ａ★

レートってどう決まるの？ウォン高円安はどうして起こったの？

ウォン・円レートは、ウォン・ドル相場を円・ドル相場で割ることによって算出します（図１参照）。円とウォンはドルを仲買にして互いに相関関係を持っているため、円ドル・相場、ウォン・ドル相場の変動と共にウォン・円相場も影響を受けて変動します。ここ数年のウォン高円安の動きは、ここでは説明しきれないほど様々な理由がありますが、対ドル円相場が下落し、対ドルウォン相場が上昇することで、従来の対ドルの円とウォンの連動現象が崩れたことを受け、ウォン・円相場が急転した為だと言えます。

両替所によりレートが違うのはなぜ？

両替所によってレートが違うのは両替所ごとに両替時の手数料が異なるためです。同一レート(仲値、TTM)から各両替所の手数料を換算して割り出したものが、それぞれのお店で表示されているレートになります。ですからこの手数料が安ければ安いほど、レートの良い両替所だと言えるんですね。ちなみに同一レートは時々刻々と微妙に変化しており、銀行ではレート変動に合わせて随時変動がありますが、公認両替所では２～３ウォンの幅で変動があった場合に更新している場合があります。また店頭で示されている数値は、多くの場合は手数料まで含んだ値ですが、手数料を含む前の仲値である場合もあるので心配なときは両替時に確認するとよいでしょう。

南大門の両替おばさんの所で両替しても平気ですか？

「南大門両替おばさん」に関しましては、｢韓国、ソウル市内の情報をありのまま読者の皆様に伝える｣という当サイトの趣旨のもと記事にしたもので、決してこれを推奨するものではありません。闇両替屋での両替は違法です。今回レートが一番高かったにも関わらず失格扱いとしたのもこの為です。企画上、10ヶ所のうちの１つとしてエントリーに入れましたが、取材時には南大門のみレートを尋ねただけで実際に両替は行っておりません。当サイト記事を見て闇両替を行い、何らかのトラブルに巻き込まれても当サイトは一切責任を負いかねますのでご了承ください。両替は銀行、または韓国銀行公認の両替所で必ず行いましょう。