韓国料理ガイド
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ピンデトッ
빈대떡 / ピンデトッ 緑豆チヂミ お気に入り38
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・辛さレベル
・価格帯 5,000~10,000ウォン
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・辛さレベル
- 「ピンデトッ」とは、韓国のチヂミの種類の1つです。水でふやかした緑豆を石臼で挽いたものに、豚肉や牡蠣、野菜などを入れて鉄板で焼いたもので、「緑豆チヂミ」とも訳されます。韓国語では「빈대떡」と表記するため、「ピンデトク」、「ピンデトック」、「ピンデットック」など、日本語で表記する際にばらつきが見られます。表面はカリっと、中はふわっとした食感で、緑豆の風味が感じられます。韓国伝統酒のマッコリやドンドンジュとの相性が抜群!居酒屋や市場でのおつまみメニューとして人気です。
もともとは祭祀(チェサ)の膳にのせる肉の串焼きを高く盛り付けるための台の役割をするものだった「ピンデトッ」。その名前の由来には、凶作時にお金持ちたちが貧しい人々に分け与えていたことから「貧者餅(ピンジャトッ)」と呼ばれ、それが後に「ピンデトッ」になったという説や、ピンデトッ店の多い地域に南京虫(韓国語でピンデ)が多かったため「ピンデトッ」と呼ばれるようになったという説など、諸説あります。 |
市場の店頭で高く重ねられたピンデトッ |
緑豆(ノットゥ)には鉄分とカロチンが豊富に含まれているため、「ピンデトッ」は疲労回復・栄養補給にもよい、とされています。そんな、緑豆が主材料の「ピンデトッ」は、「ノットゥジョン」、「ノットゥチヂミ」とも呼ばれ、チヂミ専門店やマッコリ居酒屋で食べられます。また、冷麺店や豆腐料理専門店でもサイドメニューとして用意されているお店も少なくありません。 |
お供にはマッコリやドンドンジュがおすすめ |
ソウルでは人気の在来市場「広蔵市場(クァンジャンシジャン)」内に、店頭で緑豆を挽き、焼いている露店、専門店がたくさんあり、日本からの観光客にも人気で食べやすい雰囲気です。 | ||||
石臼で挽いてる様子 | ||||
豚肉や野菜などと一緒に鉄板で焼く | ||||
表面がカリカリになるまで良く焼かれる | ||||
<食べ方>
具沢山で食べ応えがある反面、さっぱりパサパサしているので「ピンデトッ」だけ食べ続けると飽きやすくなってしまう味わいです。そこで韓国では醤油ダレにつけたり、キムチと一緒に食べます。 お持ち帰りして近隣のホテルなどの部屋で食べることもできますが、袋は油っぽくなり、ピンデトッの香りが周辺によく漂うのでご注意を。 | ||||
醤油ダレやキムチが付いてくる | ||||
具沢山で食べ応えがある | ||||
醤油ダレにつけたり、キムチと一緒に食べる | ||||