韓国料理ガイド
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トッポッキ
떡볶이 / トッポッキ トッポギ、トッポキ お気に入り12
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・辛さレベル
・価格帯 3,000~20,000ウォン
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・辛さレベル
- 「トッポッキ」とは、韓国語でトッは「餅」、ポッキは「炒め」を意味し、文字通り、細長い韓国餅を甘辛いコチュジャンで炒め煮込んだ料理です。屋台や軽食店で手軽に食べられ、韓国人にとっては小学生の頃、学校帰りによく友だちと一緒に食べた昔懐かしい味です。日本ではトッポギ、トッポキとも呼ばれていますが、「トッポッキ」が最も韓国語の発音に近いものになります。昔ながらの屋台料理はもちろん、即席トッポッキ鍋、パスタ風のおしゃれなトッポッキなど、幅広い韓国グルメとなりました。
「トッポッキ」の歴史は古く、朝鮮王朝の王様が宮殿で食べていたという記録が残っていますが、米を利用したお餅は三国時代から食べられていたので、かなり古くから「トッポッキ」が食べられていたのではないか、と推測されます。
王様が食べた宮中トッポッキは、唐辛子が朝鮮半島に伝わる以前のものなので、醤油をベースとした上品な味わいです。唐辛子が伝わり、コチュジャンが出来てからは、赤色の甘辛い「トッポッキ」が誕生しました。 |
宮中トッポッキ(例) |
また「トッポッキ」に使う細長い餅(カレトッ)を作る過程で、材料を米にするか小麦粉にするかによって「米トッポッキ」、「小麦粉トッポッキ」に分かれます。一般的に、屋台などで出る食感がモチモチしたものは「米トッポッキ」、水分を多く吸収しなければならない「小麦粉トッポッキ」は即席トッポッキ鍋などで食べられますが、店舗ごとに異なります。 | ||||
<屋台料理>
街角に出ている屋台でよく食べられます。具は店舗ごとに異なりますが、タマネギや長ネギなどが入るほか、ギョウザ、オデン(練り製品)、ゆで卵を加えることもあります。在来市場内の店舗や、明洞(ミョンドン)で夕方から営業が始まる屋台などで食べられます。 | ||||
<ラッポッキ>
ラッポッキとは「ラーメン」+「トッポッキ」が合わさったメニューです。インスタントラーメンに甘辛ソースが絡み絶妙な味。軽食店などで食べられます。 |
ラッポッキ(例) |
<即席トッポッキ鍋>
それまで屋台で食べられていた「トッポッキ」を鍋料理にしたのが、「新堂洞(シンダンドン)トッポッキタウン」で元祖店を始めたマ・ボンリムさんだと言われています。ある日、ジャージャー麺の食べ残しのお皿に落としてしまった餅を食べたところ、美味しかったことから、ジャージャー麺のソースとコチュジャンを合わせたスープに餅、練り物、麺、マンドゥ、ゆで卵などを入れて煮込んだ鍋料理をはじめ、大ヒットしました。シメにはポックムパッ(焼き飯・チャーハン)を頂きましょう。 | ||||||
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<フュージョントッポッキ>
カルボナーラなどのクリームソースで味付けしたフュージョントッポッキが味わえる店舗もあります。上品なお皿に盛られた提供されるトッポッキは、まるでコース料理のメインディッシュのようです。 |
<お土産>
自宅でも簡単に作れるカップトッポッキから、本格トッポッキ、お菓子など様々な商品が各食品メーカー・製菓メーカーから販売中です。大型マートやスーパーで、韓国旅行のお土産にしてみるのも良いでしょう! | ||||
カップトッポッキ(例) | ||||
専用ソースも入っているトッポッキセット(例) | ||||
トッポッキスナック(例) | ||||