韓国料理ガイド
-
九節板
구절판 / クジョルパン 8種の具の薄焼き巻き - お気に入り7
-
-
・辛さレベル
-
・辛さレベル
- 「九節板(クジョルパン)」とは、八角形に仕切られた器に8種類の具を入れ、小麦粉を水で溶いて薄焼きにした煎餅(チョンピョン)で具を巻いて食べる料理です。九節板とは本来は食器自体の呼び名であり、朝鮮時代の歴史を紐解くと、当時、宮廷や貴族の歳時料理として親しまれ、その後、自然とメニューとしての意味合いを持つようになりました。色とりどりの食材が美しい、宮廷韓定食のコース料理で食べられる人気メニューです。
細かくは「真(チン)九節板」と「乾(コン)九節板」とに分かれ、宮廷韓定食メニューとして知られるのは前者。炒めた牛肉、薄焼き卵、きゅうりや韓国かぼちゃなど、季節に応じた食材を細切りで調理。チョンピョンに食材を少しずつのせ、箸で全体を巻いていただきます。
一方、乾九節板は九節板と同様の器に木の実や伝統菓子を盛りつけたものを指します。 | ||||||
| ||||||
また、材料が7種類の場合、正式には「七節板(チルチョルパン)」となりますが、最近はそちらも九節板と呼ばれることが多いようです。器に盛る材料は店舗により異なりますが、中央に薄皮のチョンピョンを入れるのは共通です。 |
7種類の具が入る七節板 |
九節板器は、漆器もあれば陶器もあり、角が尖ったものもあれば丸みを帯びたものなどさまざま。
韓国旅行のお土産に購入する旅行客もいて、ソウルでは南大門市場(ナンデムンシジャン)をはじめとした、在来市場の食器専門店などで購入することができます。 | ||||
・お土産にも!南大門市場で買えるおすすめ韓国雑貨 | ||||