韓国料理ガイド
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アグチム
아구찜 / アグチム アンコウのピリ辛蒸し煮 - お気に入り13
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・辛さレベル
・価格帯 30,000~70,000ウォン
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・辛さレベル
- 「アグチム」とは、韓国語で「アグ」はアンコウ、「チム」は蒸し煮料理の総称を指す人気の韓国料理です。韓国標準語ではアンコウは「アグィ(아귀)」であるため「アグィチム」というメニュー名で提供する店舗も少なくありません。食べやすい大きさにカットしたアンコウと、大量の豆もやしをコチュジャンベースの辛い調味料で蒸し煮にした辛目の料理。歯ごたえあるむっちりしたアンコウの身と、もやしのシャキシャキ感が絶妙にマッチ。慶尚南道(キョンサンナムド)の馬山(マサン)の郷土料理としても知られています。
辛いけれども、ついつい箸が進んでしまう味で、大人数で韓国焼酎など酒のつまみとして食べるのがピッタリです。そのまま食べてもよし、セットで出されるわさび醤油につけて食べても美味しいです。
馬山はもちろん、釜山(プサン)、仁川(インチョン)など海沿いの都市でもアンコウ専門店がたくさん見かけられます。ソウルの鐘路(チョンノ)にも通称「アグチム通り」と呼ばれる専門店が集まった通りがあり、人気です。 | ||||
プリプリしたアンコウの身 | ||||
歯ごたえあるアンコウの切り身はそのまま食べてもよし | ||||
または、わさび醤油につけて食べましょう | ||||
<ミドドッ(シロボヤ)>
なお、アグチムの中に入っているミドドッ(シロボヤ)は韓国の珍味のひとつで、コリコリとした食感ですが、噛むと中から汁が出てきて、口の中で少し苦く独特な磯の味が広がります。料理が運ばれてまもないときは、中の汁が高温になっていることが多いので、火傷しないように気をつけて食べましょう。 |
<その他のアンコウ料理>
アンコウ料理は辛い「アグチム」だけでなく、アンコウ専門店では鍋料理もあります。ボリュームがある身や、しっとりしていて旨み豊かな肝をはじめとする各種内臓を入れた鍋に、セリやキノコなどの野菜を山盛りにして一緒に煮込みます。辛くない白色のスープは「アグチリ」、辛い味付けの赤いスープは「アグタン」という名前で出されます。 | ||||||
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