◆豚肉の人気部位
韓国の焼肉店で良く注文できる人気部位をピックアップしましょう。有名なメニューから、希少価値の高い部位まで勢ぞろい。 |
|
・サムギョプサル(삼겹살/豚の三枚肉)
「サムギョプサル」とは、豚のバラ肉を使った焼肉で、赤身と脂身が3層になっていることから、韓国語で「サム(三)ギョプ(層)サル(肉)」と呼ばれています。「サムギョプサル」は豚焼肉の中でも圧倒的な消費量を記録。国民的な人気を誇る焼肉として「韓国焼肉=サムギョプサル」と言われるまでになりました。 |
|
|
・テジカルビ(돼지갈비/豚カルビ)
「テジカルビ」とは、韓国語で豚カルビという意味です。豚肉のあばら肉を骨付きのままカットし、醤油ベースのタレにじっくりと漬け込んだものを鉄板や網で焼く料理です。「テジカルビ」は店舗秘伝の甘いヤンニョム(タレ)がしっかりと染み込んでいるため、とろけるように柔らかく、価格も安く気軽に食べられる人気の焼肉です。 |
|
|
・豚トロ(목살,뽈살,항정살,가브리살 / モクサル、ポルサル、ハンジョンサル、カブリサル)
豚肉の頬や首周り、肩周辺にかけての肉を、日本ではまとめて「豚トロ(トントロ)」や「ピートロ」と総称しますが、韓国では部位ごとに名称が細かく分かれています。韓国語では、ほほ肉を「ポルサル」、首肉を「モクサル」、背首肉を「ハンジョンサル」、背肉を「カブリサル」と呼びます。 |
|
|
・カルメギサル(갈매기살/豚ハラミ)
「カルメギサル」とは、豚の横隔膜の周りについている赤身肉です。呼吸をする度に動かす横隔膜周辺ということだけに、他の部位よりも筋肉質で弾力があり、脂分も少ないので低カロリーでヘルシー。さらにリーズナブルな価格で食べられるとあって、老若男女を問わず幅広い層に人気の部位です。 |
|
|
・コッテギ(껍데기/豚皮)
豚の皮で焼きあがると表面がカリカリになるのが特徴です。美容に良いとされるコラーゲンペプチドが多く含まれ、女性を中心に人気が高まってきました |
|
|
・豚ホルモン(돼지곱창/テジコプチャン)
スタミナ料理として知られるホルモン料理ですが、美容と健康に良いとされ、女性にも人気が出てきました。豚のホルモンは、牛のホルモンに比べて値段が安いため、庶民の酒のつまみに人気があります。その代わりに下こしらえの際に腸を洗浄しても、臭みが消えさりにくいため、単純な塩焼きよりも、辛めのヤンニョムで炒めた方が臭みが気にならず、あっさりと食べやすくなるのが特徴です。 |
|
|
◆豚肉の種類
韓国では済州島(チェジュド)や智異山(チリサン)などが黒豚の産地として有名です。一般的な豚を使ったメニューには特に表記はありませんが、黒豚を使ったメニューには「黒豚サムギョプサル」などと書かれている店舗が少なくありません。 |
|
・フッテジ(흑돼지/黒豚)
通常の豚よりも小さく、生産頭数も少ないため値段はやや高めですが、通常の豚肉よりも肉質が良く、うまみがあります。一度、黒豚を食べてしまうと普通の豚肉は食べられない、という黒豚リピーターも続出する一品です。 |
|
|
豚肉は、牛肉に比べて焼きあがるのに時間がかかります。肉の表面に茶色い焦げ目が出来、カリカリになるまでしっかりと焼かなければなりません。そのため、韓国の焼肉店の多くでは店舗のスタッフが焼いて、丁寧に切り分け、食べ頃になったら合図をしてくれることが多いので、店員の指示に従いましょう。
サムギョプサルを、角度が付いている平らな鉄板で焼く場合、お肉と一緒にニンニクやキムチ、ネギなどを一緒に焼くと、より一層おいしく味わえます。 |
|
|
◆豚肉の食べ方
焼き上がったお肉は一般的に、塩やわさび、お店の特製タレにつけて食べたり、サンチュにキムチなどのおかずと一緒に巻いて食べたりします。決まりはないので、好みに合わせた食べ方で、焼肉を味わいましょう。 |
|
|
|
◆豚肉のシメには?
焼肉をお腹一杯食べてお会計・・・の前に、韓国では締めに冷麺(ネンミョン)をよく食べます。「これ以上、もう食べられない」と思っていても、ヒンヤリ・さっぱりした冷麺は口の中の油っこさを掃除してくれるかのよう!
また鉄板がある店舗では炒めご飯のポックムパッが人気。人数分注文する必要は無く、1人前から注文可能なので、最後の 締めまで食べつくしましょう。 |
|
冷麺 |
ポックムパッ |
|
|