ピックアップ!お店紹介口コミ
東大門歴史文化公園駅の12番出口付近には、モンゴル語の看板を出した店が多く見られますが、その中でも「ニュー錦湖タワー」というビルは目をひきます。モンゴル料理店が2軒、謎の食材店が1軒、その他、モンゴル語のみで韓国語や英語の店名表記がない雑貨店などが複数入っているのです。
料理店2軒のうち、3階にある「Zaluus」に行ってみました。エレベーターを上がると、外から見た印象よりキレイな店構えで、英語と、ロシアなどで使う「キリル文字」で店名が書かれています。
午前11時頃ですが、店内には韓国人ではなさそうな複数のアジア系客がいます。
メニューはキリル文字と韓国語で、「要・予約メニュー」以外には写真が付いています。肉入りの炒麺、小籠包型のマンドゥ(両方6000ウォン)と、「牛乳茶マンドゥ」という謎料理(小4000ウォン)を頼むと、小籠包型マンドゥは20分ほどかかるとのこと。でも、隣卓の2人組が食べていたのが美味しそうだったので、初志貫徹で注文しました。
炒麺は、羊肉入りで、1人分とは思えないボリュームです。ちょっと硬めの麺からは、「肉食民族の作った料理」という肉の脂の香りがします。モンゴルには行った事はありませんが、何だか本格的な雰囲気です。
「牛乳茶マンドゥ」は、薄い塩味の乳白色スープに厚皮の肉餃子が浮いている、奇怪な料理です。丼の底には、これまた羊のような骨付き肉が沈んでいます。スープからは、確かに紅茶の茶葉の味もします。美味しいのかマズいのかコメントが難しい味です。というか、このドンブリ、ほんとに「小」なのでしょうか。
かなり満腹したところで、大型の蒸しマンドゥ8個が出てきました。サワークリーム添えで、これも非常なボリュームです。日本人的には豚肉や鶏肉系の味を想像しますが、これまた牛・羊系の風味です。
店内のテレビで韓国の連続ドラマを見終えた女性スタッフたちは、モンゴル語放送を見始めました。「・・・これがモンゴルのイケメンなのか?」という青年や、ベンチに座ったモンゴル帝国風装束の老人(現実にそういう風景は存在するのでしょうか?)が出てくる、謎のミュージックビデオでした
羊肉を使ったエスニック料理というと高額な印象ですが、ここは2人で16000ウォンで非常に満腹になりました。また、このエリアのロシア料理店に比べ、スタッフがにこやかなのも好印象です。肉食な料理が好きな方、東大門にお越しの際はぜひお試しを。