ピックアップ!お店紹介口コミ
明洞を囲うように、冷麺の名店、老舗は 集まっています。
明洞のお隣、忠武路へ行って参りました。
地下鉄忠武路駅は 3号線、4号線が乗り入れる 乗降客が多い 賑やかな駅です。
その忠武路駅から 少し歩いた筆洞は、びっくりするほど、静かで明るい場所です。その昔、朝鮮総督の官邸があった高級住宅地の名残りが、感じられます。
平壌冷麺の名店、筆洞麺屋は、その 一画にあります。
その区画は、この名店の為に あるような場所です。
伺いましたこの日も、時間帯関係なしのご盛況ぶりでした。
冷麺の味については、述べるのが 本当に難しいですね。
「薄い」と言われがちな 老舗の平壌冷麺。しかしながら、これが 本来の姿なのでは?と思います。
コムタン、ソルロンタンの名店でも 同じ様に思います。
化学調味料に慣れ気味の味覚を戻してくれる気が 致します。
こちらの冷麺は、とても純粋な味がしました。そう、ピュアな味。
良質の素材から、余計なものは入れず、この上なく 上品であり、食べ進めても、飽きる事なく、むしろ そのスープの魅力に どんどん はまっていきます。
よく「 薄味」を 「上品な味」と 濁してしまう事がありますが、こちらのスープは、素晴らしい。別格であります。
価格が高いから?老舗のイメージにのまれている? いえいえ、それは、ありません。圧巻でした。
忘れられない味となりました。
平壌冷麺の総本山、義政府の「平壌麺屋」の次女さんが 、こちら「筆洞麺屋」の代表であり、長女さんが「乙支麺屋」、三女さんも、江南(たしか 新沙と伺ったような?)で 営業されています。
本家 義政府「平壌麺屋」の証、コチュカルの標に 一族の血統を感じます。
冷麺専門店には、韓国料理店に 欠かせない 匙がありません。
器を持って スープを飲む事が 許されているようですね。
「筆洞麺屋」極上のスープに 酔いしれました。
ありがとうございます。
2019年5月23日 訪問。