ソウルでタクシーに乗る前に知っておきたい12のこと
서울에서 택시를 타기 전에 알고 싶은 12가지
|
|
|
日本に比べて利用料金が安い タクシーは、韓国旅行中に役立つ 移動手段の1つ。しかし、初めて利用する際には不安な点も少なくないでしょう。
日本と似ているようで違うシステムのほか、 地下鉄や バスとは違い、 韓国語でコミュニケーションをとる必要もあります。 ソウルでタクシーに乗る前に、これだけはおさえておきたい12のことをご紹介します。
白、シルバー、オレンジ色は一般タクシーで、ソウルは 初乗り料金4,800ウォン。日本語やその他外国語は基本的に通じず、サービスは運転手によって差があります。
高級感漂う黒色のタクシーは 模範タクシーで、サービスのよさと外国語が通じる運転手が多いことが特徴。初乗り料金は7,000ウォンです。
一般タクシーより高いため、知らずに乗って「ぼったくられた!」と勘違いしないようにしましょう。どちらも、タクシーを拾いたい時は、日本と同様に道端で手を挙げればOK。
 「빈차」ランプのついたタクシーに乗車できる
空車の見分け方は、運転席のガラス越しに見える「 빈차(ピンチャ)」という赤いランプの表示。夜なら表示灯にランプが点灯していることも目印になります。
また、迎車の場合は「 예약(イェヤッ)」という青いランプの表示で、表示灯のランプは消灯しています。
無事にタクシーをつかまえても、目的地を伝えると断られてしまう場合があります。理由は、目的地と反対方向から乗車した際や、 交差点近くで拾った際にルート上の問題で行けない、あるいは迂回が面倒な場合など。
判断はタクシー運転手によって個人差があるので、まれに乗車を断られてしまうことがあります。交差点付近では、少し手前でタクシーを捕まえてみるとよいでしょう。
目的地の方向を考えながらタクシーを捕まえるのは、韓国人や韓国在住者でも簡単ではありません。駅前や観光地にあるタクシー乗り場や、 ホテルなどコンシェルジュが助けてくれるような場所から乗車すると安心です。
また、乗車拒否の理由にはタクシーの事業区域制があります。
例えばソウルで営業許可を得ているタクシーはソウルから 京畿道(キョンギド)までお客を送ることはできても、到着地である京畿道でお客を乗せることはできません(お客の目的地がソウルである場合を除く)。
この場合は、ドライバーの立場では乗車拒否ではなく、法律上、不可なのです。旅行者がナンバーや車体表示で見分けるのは難しいので、知識として覚えておくとよいでしょう。
韓国のタクシーのドアは、日本と違い手動ドア。乗降時のドアの開け閉めは自分で行ないましょう。
特に降車時は、タクシーの脇を後ろからオートバイがすり抜けることがあるので、後方を確認してから降りましょう。
降車時の接触事故防止のため、後部座席扉には乗客用のバックミラーを設置しているタクシーも増えています。
[覚えておくと便利なフレーズ]
◆~まで乗せてください
~까지 태워 주세요
~カジ テウォ ジュセヨ
◆ここで下ろしてください
여기서 세워 주세요
ヨギソ セウォ ジュセヨ
大きな スーツケースやたくさんのお土産袋などの手荷物は、日本同様トランクに入れてOK。ただし運転手が手荷物の出し入れを手伝ってくれることは、あまりありません。
手荷物があること、トランクを開けてほしいことを一言運転手に伝えてから自分で出し入れします。トランクの中には運転手の私物が入っていて、手荷物が入らないことも。
そんな時はスーツケースなど大きな荷物であっても車内に乗せて良い場合があるので、運転手に手荷物があることを伝えます。また降車時も忘れずに、トランクを開けてもらうよう運転手に頼みましょう。
[覚えておくと便利なフレーズ]
◆荷物があります
짐이 있어요
チミ イッソヨ
◆運転手さん、トランクを開けてください
기사님 트렁크 열어 주세요
キサニム トゥロンク ヨロ ジュセヨ
行き先を伝える時は、地図を見せたりお店やホテルの名刺や住所の控えを見せるなど、韓国語表記の住所を使い、文字で伝えると確実。
「 コネスト韓国地図」は、運転手に行き先を告げる際に役立つ、各目的地の韓国語表記の住所と電話番号や、タクシー移動の際の所要時間や 料金の目安を検索することができます。
ただし、最近はホテルの数が増え、新しいホテルは運転手も知らないことがあります。不安な時はホテルに電話し、ホテルスタッフから運転手に場所を説明してもらうとよいでしょう。
[覚えておくと便利なフレーズ]
◆~までお願いします/~まで行ってください
~까지 가 주세요
~カジ カ ジュセヨ
 2022年よりソウルを中心に正式に導入されたアプリ式メーター
ソウルでは2022年から、GPSにより自動車の位置情報をリアルタイムで把握して走行距離を計算する、アプリ式のメーターが本格的に導入されました。2023年11月時点でソウル市にあるすべてのタクシーがアプリ式メーターを使用しています。
それまでの機械式のメーターと比べ運転手が任意で機械をいじることが出来ず、料金のぼったくりなどもかなり解消されています。
それでもタクシーの運転手がわざと遠回りたり迂回したりするのではないか、不安になることも多いはずです。そんな時は「 カカオタクシー」などのタクシー配車アプリを使うのをおすすめします。
タクシー予約時にアプリが事前に走行距離と時間に基づいて走行料金を算出してくれるので、安心です。
[覚えておくと便利なフレーズ]
◆メーターを確認してください
미터 확인 좀 해주세요
ミト ファギン チョム ヘジュセヨ
◆この道、合ってますか?
이 길이 맞아요?
イ キリ マジャヨ?
 カード決済は運転席と助手席の間に設置されたリーダー機にカードをタッチさせて行う
料金の支払いには、 現金の他に クレジットカードや、プリペイド式の交通カード「 T-moneyカード」が利用できます。 韓国の硬貨や紙幣に慣れていない場合は、これらのカードで支払うようにするとスムーズです。
ただし、クレジットカードや交通カードでの支払いを希望する際は、まれに機械の故障などで使用できない場合もあるため、乗車時に確認するとよいでしょう。
韓国人はカード払いも多いため、現金で支払う場合に、運転手がおつりを持っていないことも。あらかじめ小額紙幣の千ウォン札・5千ウォン札を用意しておくと支払いがスムーズになるでしょう。
10ウォン単位の硬貨はあまり流通していないため、現金払いの際におつりが細かいと、まれに運転手が端数分を渡してくれないことがあります。
10ウォン程度はチップと思って気にしない乗客も多いようですが、おつりをきちんと返してほしい時ははっきりと伝えましょう。また、レシートをもらっておくと、万が一の忘れ物やトラブルの際に役に立ちます。
[覚えておくと便利なフレーズ]
◆おつりをください
거스름돈 주세요
コスルムトン チュセヨ
◆レシートをください
영수증 주세요
ヨンスジュン チュセヨ
ソウルでは、金曜日や土曜日などの深夜・早朝は、タクシーがつかまりづらい時間帯です。やっとタクシーをつかまえても、近距離の場合などは乗車拒否にあってしまうことも。
タクシーの乗車拒否は法律で取り締まっており、ソウル市や警察が改善に乗り出してはいるものの、実際には少なからず起こっているのが現状です。
深夜であれば飲食店などからタクシーを呼んでもらったり、早朝はホテルのフロントに事前に頼んでおくとよいでしょう。
また、深夜・早朝の時間帯である午後10時から午前4時までは、韓国のタクシーも日本と同様に通常料金よりも20~40%割増料金となります。以前は深夜割増がなかった黒色のタクシー・模範タクシーも、2022年12月1日からは深夜割増料金の対象となりました。
コロナ禍でタクシー不足がより深刻に
コロナ禍の長期化により、2019年12月に10万人いた法人タクシー運転手の数が2022年3月末には7万人まで減少しました。
2022年半ばから本格化した日常への回復にもタクシーの供給が追い付かず、結果として最近は昼夜問わずタクシー数が不足している状況です。
道端でタクシーが見つからない時は ソウル市ブランドコールタクシーや、タクシー配車アプリ「 カカオタクシー」を通じてタクシーを呼び出すのをおすすめします。
ただし、コールタクシーやアプリをもってしても深夜・早朝の時間帯はタクシーが依然つかまりにくいのが現状です。
 本物のタクシーには側面に「JUMBO TAXI」と書いてある
大型タクシーとよく似ている大きくて黒い「コールバン」と呼ばれる車は、メーターがなく料金が交渉で決まる違法のものです。この「コールバン」は、深夜やコンサート後の会場前など、タクシーがつかまりづらい時間・場所に、観光客を狙って現れることがあります。
基本的に大型タクシーの流しはないので間違える事はありませんが、車体に「VAN」、「CALL VAN」、「日本語可能」などの文字がある車や、客引き行為をしている車には乗らないようにしましょう。
メーターを使用せず料金を交渉してくるタクシーは、法外な料金を請求されるなど トラブルにつながる恐れがあるので、絶対に利用しないようにしましょう。
ソウル市が運営する外国人電話サービス「 タサンコールセンター」や、韓国観光公社が運営する電話サービス「 観光案内電話1330」では、日本語での相談が可能。行き先がうまく説明できない時などに活用できるでしょう。
万が一車内に忘れ物をした時は、利用したタクシーが分かる場合はそのタクシー会社のカスタマーサービスセンターに問い合わせましょう。
タクシーを利用した日、時間、乗った場所と降りた場所などが分かるとスムーズに見つかりやすいので、常にレシートをもらっておくようにするとよいでしょう。
法外な料金の請求や、サービスの問題など、運転手とトラブルになった場合には、その場で争うのは危険です。慌てずに、なるべく人通りの多い場所で降りましょう。
下車後、警察(112番)もしくは韓国観光公社観光苦情申告センター(1330番、日本語可)へ相談しましょう。車のナンバーを覚えておいたり、領収書など何か情報につながるものがあれば役に立ちます。
ただし、もめている最中に撮影するなどの行為は危険を伴うので慎重に行動を。
|
一緒におさえよう!韓国旅行基本情報
![電圧 電圧]() |
電圧
日本とは異なるお隣韓国の電圧事情。旅行前に基本情報をしっかり頭に入れておこう!
|
|
|
![電話 電話]() |
電話
韓国の電話ってどう使うの?旅行中の国際電話もこれで安心!
|
|
|
|
|
![タクシー タクシー]() |
タクシー
旅行中に便利なタクシー。利用方法からトラブル時の対処法まで解説
|
|
|
![観光案内所 観光案内所]() |
観光案内所
旅行者向けの情報が満載!ソウル市内の観光案内所をご紹介
|
|
|
|
|
|
掲載日:23.02.08 最終更新日:23.11.17 (更新履歴)
・記事内容を更新しました(20221201)
・記事全体を見直しました(20200129)
・料金を更新しました(20190218) |
 |
[閉じる] |
|
※内容は予告なく変更される場合があり、完全性・正確性を保証するものではありません。掲載情報は自己責任においてご利用ください。
|
| |
韓国地下鉄路線図 |
|
交通料金と経路 |
|
|