料理の模型展示やマネキン人形っぽい「生活展示」のある、民俗系の博物館が大好きです。
8月中旬に、西大門駅近くの「農業博物館」を訪問しました。
以前、何度か前を通った感じでは人の気配がなかったのですが、今回は親子連れや小学生グループなど、けっこう先客がいました。←まだ学校の夏休み期間だったからでしょうか。
館内には古代農業の様子や、米作・畑作・蚕や綿花栽培などの各種関係資料が展示されています。
ちょっとドキドキなのは、透明なガラス(?)の床の下に田畑がある展示です。館内の数ヶ所にあり、子どもたちは走って通過したりしますが、中年体型なオトナは「これ、割れないか?」と要らぬ心配をしてしまいます。
マネキン人形のある展示室、コネスト記事に「あちこちに仕掛けられている音響も効果的」とありますが、行ってみると静まりかえっています。
「音響、ないじゃん
」と思いつつ足を踏み入れると、各所で「市場のざわめきや売り子の声」「労働者が作業する音」などがスタートしました。なるほど、なかなかリアルです。
「比較展示:わが国の農畜産物と輸入農畜産物」のコーナーを見終えてから、隣りの「コメ博物館」に移動。
朝鮮半島の各地域や世界のコメ料理の見本展示なども興味深かったですが、ここで最もオススメなのは、じつは売店とカフェです。
売店では、期間限定なのか常時なのか、コメを使用した菓子、加工食品、調味料などがセール価格で販売されており、先客(主婦風の女性客)たちは結構いろいろ買っていました。私も「米のセウカン」「棒状ポン菓子」や「コムタン味ヌルンジ即席スープ」「五穀シリアル」などを購入。←どれもおいしかったです。
カフェでは「宮中トッポッキ(2800ウォン)」なども気になりましたが、「Rice Beverage」メニューから「オディライスソルベ(=桑とコメのソルベ。3500ウォン)」をチョイス。
紫(たぶん桑の実)と白、二色のシャリシャリしたシャーベットがコメっぽい味の冷たいドリンクの中に盛られています。感動の美味!というわけではありませんが、他店では味わえない独特な風味でした。
買い物・テイクアウト客はいたものの、イートイン客は私1人で、羨望の眼差しでこちらを凝視する幼児や、謎のゆるキャラ達に見守られつつのティータイムとなりました
都会のただ中で「農業」を体験&購入できる博物館、ちょっと時間のある時にぜひ一度お立ち寄りを