釈迦誕生日の迫ったある日、仁寺洞で狙いをつけていた餅・菓子カフェに行ってみたら店がなくなっていました
では、曹渓寺前の「寺カフェ」ロータスは・・・こちらも、フロア案内に店名は残っているものの、今は店がありません。
が、気分は既に「冷たい伝統茶を飲む気分」です。ではサムジキル方向に行くか、と思いつつ曹渓寺の提灯を眺めていたら、
「伝統茶家 ナム(南無)」という案内が目に入りました。
仏教中央博物館の紹介記事
http://www.konest.com/contents/spot_mise_detail.html?id=3163
を見たときは、このカフェの店名、韓国語の「木」だと思っていたのですが、漢字で見ると、何だか非常に「寺」です。
寺のほうは大変混んでいましたが、カフェの客は私ひとりです。
中年女性&若い男性の店員2名は、注文を急がせたり、昼どきなのに食事(蓮葉飯や松の実粥、もち米ワッフルなどあり)をしないのかと押し付けてきたりはしません。
ミュージアムショップのカフェというと、味や内容はイマイチな場合も多いですが、ここの茶類のメニューはむしろ仁寺洞の伝統茶店より充実&渋好みな感じです。
松葉茶(5000ウォン)を頼むことにしました。
「あの、これ熱いんですか」と訊くと「冷たくもできます」との答えです。
なお、アイスでも値段はホットと同じでした。さすが曹渓寺、そこらのカフェのように「アイスは1000ウォン増し」とかセコいことは言いません。
待つこと約3分。注文の品が菓子(無料)と共に運ばれてきました。
爽やかで、松の香りがしつつもエグさ苦さはなく、非常に体に良さそうな風味です。少しだけ付いている甘みもスッキリした感じで、さすが寺の茶店だ、と感動
しかも、価格は観光茶店よりぐっと控えめです。
喜んで帰宅してから「ああ、ショップや博物館の特別展『自分をまっすぐ見つめよう(6月3日まで)』も見ておけばよかったか」と思ったのでした。曹渓寺付近にお立ち寄りの方、ぜひお試しを。