2015/05/26 9時ごろに訪問しました。
入場券を購入し、日本語ガイドの時間を確認すると、9時30分からとのことだったので、しばらく中を散策した後で参加しました。
ガイドさんは、穏やかな雰囲気の方で、徳寿宮の歴史や建物の来歴、隠れた見所など、説明もお上手で大変勉強になりました。
徳寿宮には、古宮の中に西洋風の建物である「石造殿 大韓帝国歴史館」があり、地階は小さな博物館になっています。
また、1階と2階は創建当時の内装やインテリアが再現されていて、時間制で一般に公開されています。
ガイドさんによると、通常はインターネットからの事前予約が必要ですが、外国人観光客にとっては予約するのが難しいため、各時間ごとに、先着5名まで当日受付が可能とのことでした。
せっかくの機会なので、思い切って申し込もうと受付を探したのですが、見当たりません。
1階の部屋の窓が開いていて、担当者らしき女性がいたので、聞いてみたところ建物の左側のほうを指し示されましたが、それらしいところが見当たらず、あたりをウロウロしていました。
もしやと思い1階の門を開けてみたら、中にカウンターがあって先ほどの女性が座っており、当日受付をしていて一安心です。
受付で、用紙に氏名を書いて日本人であることを伝えたところ、時間の10分前に1階のロビーまで集合してくださいと言われました。
いよいよ集合時間となったのでロビーに行き、上履きに履き替えてから室内に入ります。
中は豪華な装飾が施されており、家具や調度品も当時の様子が再現されていました。
ここから、ガイドさんの案内で内部を閲覧しますが、私には日本語の音声ガイドが渡されて、部屋ごとに設置されている案内板の番号を入力すると、日本語の案内が聞ける仕組みになっていました。
内部の家具は当時のものではなく、イギリスの家具メーカーが協力し、当時の写真などをもとに歴史的な考証を経て再現されたものだそうで、基本的には新品です。
ただ、2階へ上がる階段の手すりは当時のものらしく、王様が触っているかもしれないとガイドさんが説明すると、一緒に参加していた子供たちは、しきりに触っていました。
大体40分ぐらいで、1階と2階を行き来しながら案内してもらいましたが、かつての雰囲気が感じられて、面白かったです。
徳寿宮のホームページによると、石造殿の閲覧時間は、平日:1日10回、週末:1日14回、祝日:6回 と、回数も多いので、スケジュールにあわせて参加できそうです。
先着5人に入れるかは運次第ですが、早めに行けば大丈夫だと思います。