2017/01/02 7時半ごろ、冬の蔚山岩に登ってきました。
前日に公園の開門時間を入口の係員に確認したところ 6時45分とのことでしたので、早朝から蔚山岩へと出発しました。
「新興寺」から「安養庵」へと比較的平坦な道をしばらく進むと、1時間ほどで「継祖庵」という祈祷をする施設?に出ます。
付近に「フンドゥル岩」と呼ばれる高さ2メートルぐらいの大きな岩があるのですが、不思議なことに手で押すと動くのだそうです。
この話を知ったのは帰国してからだったので、私は試してませんが、こちらを訪れた方は是非確かめてみてください。
さて、「フンドゥル岩」を過ぎると朝日を受けて輝く「蔚山岩」が近づいてきます。
道は徐々に上り坂になりますが、30分ほどで「蔚山岩」の麓に到着し、そこからは長い階段を上っていきます。
迫ってくるような白い巨大な岩の存在感に圧倒されながら進んでいくと、時折、地鳴りのような低い音や、獣の唸り声のような音が聞こえます。
最初は、熊でもいるのかと思いドキドキしたのですが、どうやら、風が岩にぶつかって音を出しているようでした。
「蔚山岩」の名前の由来として、金剛山を目指して「蔚山」から来た岩山が、雪岳山の景色が気に入ってこの地に残ったという話のほかに、「泣く山」(ウルヌン+サン=ウルサン)という話があるのを知りました。
もしかするとこれが山の泣き声だったのかもしれません。
長い階段を30分ほど上ると岩山の頂上に出ます。
頂上は頑丈な柵があるものの、強風が吹きつける上に足場が悪くて怖いのですが、目の前に広がる絶景は本当に素晴らしく、まるで空を飛んでいるような気分になります。
本来なら垂直の岩壁を命がけで登らなくては見れない景色が、30分ほど気長に階段を上っていくだけ?
で見られるのは素晴らしいと思います。
※半年以上前の訪問ですが暑気払いを兼ねて投稿しました。
早朝の雪岳山国立公園。さすがにガラガラですが、公園内にある何…
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最初は平坦な道を進みます。橋や川沿いの道を通りながら進んでい…
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遠くに見える「蔚山岩」が朝日を浴びて輝いています。異様な存在…
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こちらは「フンドゥル岩」です。かなり大きな岩ですが、手で押す…
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1時間ほど歩いてようやく「蔚山岩」の麓に到着です。
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ここからは長い階段を上っていきます。階段はしっかりした造りで…
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つづらおりに伸びていく階段
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30分ほど登ると、一番高い岩の頂上に出ます。まさに絶景
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頂上付近は風も強く、足元は凍結している上にかなり凸凹なので注…
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遮るものがないので、まるで空から見下ろしているような気分にな…
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