日曜の昼に、白凡記念館に行ってみました。紹介記事から想像していた以上に、大規模な建物です。
館内には映像モニターの他、ホログラムというか立体映像というか、ハイテク機器が配置されており(入口近くのロッカーも暗証番号入力式で非常に現代的です)、金昌洙が「これから僕は『金九』だ」と宣言する姿などがリアルに表現されています。じつは、私はこの日まで「金九」が本名だと思っていました・・・。帰宅後に調べてみると、仏教徒としての「法名」やカトリックの洗礼名など、いろいろ名前があるようです。
基本的に韓国人向けの記念館なので、解説は殆ど韓国語のみですが、時おり思い出したように英・中・日の訳が付いている箇所もあります。
金九氏の活動や死に関しては国内外で様々な評価があるかと思いますが、この記念館は「社団法人」とあるので、国公立ではなく、有志の支持者による追悼施設のようです。なので、同氏の暗殺に関しては、「糾明委員会」の意見の引用という形ではあるものの「当時大統領だった李承晩には、何よりもまず道義的な責任があるのだ」と断言されていて、外国人的には「そ、そうなのか
」と少し驚きを感じたりします。
あと、少し意外だったのが、1階の小さなミュージアムショップで販売の記念品が、非常にシンプルでスタイリッシュだったことです。
孝昌公園駅、孔徳駅どちらからも徒歩圏なので、近くに行かれた際には一度のぞいて見られても良いかもしれません。