きのう、安国駅近くの日本大使館「公報文化院」前を通過中、映画ポスターのような写真を目にしました。
「日本映画ポスター展 4月1日~4月18日」とあるので、始まったばかりの展示イベントのようです。
日本大使館の他施設で行なう「入口の所持品X線検査」は無く、金属探知機を通過時にピーと音がしても普通に通れます。日本大使館自体はわりと襲撃に遭っている気もするのですが、大丈夫でしょうか・・・。
それはさておき、2階のホールに上がってみました。展示室入口に「撮影禁止」の表示は無かった・・・と思います。
日本でのヒット作よりも、韓国の日本映画ファンに人気の高そうな作品が多いようです。←入口の韓国語案内を見ずに観覧してしまいましたが、「韓国で公開された作品」だったのでしょうか?
その結果、主演もオダギリジョーや妻夫木聡など、「韓国で人気の俳優」が主流です。本国では「個性的な脇役」の印象が強いものの、当地では主役級の人気を誇る香川照之の場合、主演級の登場作「トウキョウソナタ」が選ばれています。
「名作かもしれないが、よりによって、なぜこの作品?」という作品も目立ちます。石井克人の「茶の味」、村上春樹原作「トニー滝谷」、もたいまさこ出演の「トイレット」など(彼女が出演の『かもめ食堂』は韓国でも有名ですが)、つまらないとか悪趣味とかではないものの、渋好みというか、マニアックです。
伊丹十三、鈴木清順などの「監督特集」コーナーもありました。伊丹作品は、確か今月に、この文化院で上映会があります。
派手に宣伝をしている様子はないものの、初日(平日)の昼間からいちおう訪問者はいました。展示案内はすべて韓国語ですが(当展示の主目的は韓国人への広報かと)、安国・仁寺洞方面にお立ち寄りの皆さまもぜひ「なぜ、この作品??」というハテナ感をご体験下さい