2016/12/31　10時ごろ、江陵の海辺にある美術館「ハスラアートワールド」を訪れました。

ソウルから市外バスで江陵市外バスターミナルへ、そこから市内バス（202番など）に乗り、途中のバス停（용강동서부시장）で正東津方面に向かう別のバス（111番、112番、113番）に乗り換えて１時間ほどで美術館前のバス停（하슬라아트월드）に到着します。

海がよく見える小さな丘の上にあって、美術館以外にも、宿泊施設やセミナールームなどを備えています。


受付で入場料を支払うと、観覧ルートを説明されましたがちょっと複雑で、1F→B1F→1F、その後、建物裏手にある「彫刻公園」の散策コースに進みます。
ちなみに、美術館のみ、彫刻公園のみの観覧も可能なようでした。

美術館内の展示は現代アートの絵画・彫刻が中心ですが、バラエティが豊かで作品数も多く、中でも B1Fにある「ピノキオの館」は、クジラの腹の中をイメージした？チューブの中を通って入るユニークな作りで、人感センサーによって動き出すマリオネットが大小いくつも展示されていましたが、楽しい反面、ちょっと不気味な感じもあって、なかなか面白かったです。

「彫刻公園」では、海が一望できる広い裏山の散策コースに大型の彫刻作品といくつかの屋内展示スペースがあります。
ちょっとカワイイ雰囲気のものから、ちょっとブラックユーモアを感じさせるものまで、こちらもボリューム感があって楽しかったです。

観覧時間は、美術館が1時間、散策コースが1時間程度でしたが、散策コース内にはカフェも併設されており、見晴らしも素晴らしいので、のんびりと過ごしても良さそうでした。


帰り際に、白髪混じりの長髪に細身のジーンズが似合う、只者ではなさそうな初老の男性から「楽しかったですか？」と声をかけられましたが、後々確認してみると館長さんだったようです。

リラックスした雰囲気で自由な発想の美術作品にふれることができる、いい美術館でした。