2016/10/02 21時ごろ、夜景スポットとして有名な(?)荒嶺山に行ってきました。
釜山の観光スポットを探しているときに、夜の空いた時間に夜景を見に行くのもいいんじゃないかと、いろいろ調べたら「荒嶺山の夜景」
の素晴らしい写真をたくさん見つけたので「これは是非見てみたい」と思い、出かけてきました。
西面の東、市街を見下ろすようにそびえる荒嶺山の上には、展望施設とカフェがあるらしく、のんびり夜景を見られそうです。
往路は、西面の東側から、バス(51番)~マウルバス(연제구2)を乗り継ぎ、山への道をどんどん登った先にある「マハ寺」( 마하사)で降りました。
ところが、バスが去ると辺りは真っ暗になるような山の中で、どうやら車で行ける限界がこのルートではここまでらしく、この先はマハ寺の脇から続く真っ暗な散策路を歩かなくてはいけません。
滝が近いのか水の流れる音がするものの、街灯もないので本当に真っ暗で、10秒ごとに消えてしまう小さな懐中電灯だけを頼りに進んでいきます。
足元もおぼつかないほど暗く、方角を見失いそうになりながら彷徨っていると、途中の水くみ場で、散歩に来ていた地元の方に遭遇しました。
かなり怪訝そうな顔で
「あっちに道があるよ
」
と親切に教えていただいたので、山頂を目指して進んでいきます。
真っ暗で急な山道を汗だくになりながら30分ほど登ると、ようやく街灯のある舗装路へ出ました。
あたりには、夜景を見に来たカップルや親子連れがいっぱいで、和気藹々、楽しそうに展望台へと登っていきます。
…このとき気がついたのですが、皆、ここへはバスではなく車で来ていました。
舗装路からさらに10分ほど坂道を登っていくとカフェのある展望台に出ますが、一面に霧がたちこめて夜景どころか10m先も見えません。
山道で疲労困憊した挙句の結果に落胆しますが、ここから帰らなくてはなりません。
帰路ですが、往路の暗い山道を降りるのは正気の沙汰ではないので、別のルートを探すと、20分ほど舗装路を歩いた先の「물만골」からマウルバス(연제구1)に乗れることが分かりました。
こちらの舗装路も人間が歩くことを想定していない、恐ろしい勾配の道で、夜の山道よりはマシという程度。
つくづく、バスで来たのは無謀だったと痛感しました。
車なら駐車場から10分ほど登れば展望台で、その先にはのろし台もあるようですので、車での来訪を強くオススメします。
一応、バスで来る方のための情報としては、
・マウルバス(연제구2):市庁駅8番出口付近~
「マハ寺」(마하사)で下車、30分ほど山登りで駐車場付近に行けます。
危険なので夜行くのは避けたほうがいいです。
・マウルバス(연제구1):市庁駅6番出口付近~
「물만골」で下車、20分ほど舗装路を登り、駐車場付近に行けます。
車の往来があり直立できないほどの勾配なので、十分注意してください。
日中ならマウルバス(연제구2)、夜ならマウルバス(연제구1)でしょうが、車で来るのが一番正しいでしょうね…