KTX大田駅前に、いつの間にか「韓医薬通り A Physician Street」という高麗人参オブジェ付きの案内柱が設置されていました。
「そういえば、この辺りはカルグッス店と韓薬房が多いな」「大田土産に何か買っていくか」と、目にとまった大きめの店に入ってみました。
店内には濃厚な漢方薬臭が立ちこめています。歓迎されないわけではないのですが、外国人である自分はもちろん、同行者(大田生まれの韓国人)も「相当な通人でなければ手が出せないのでは」というアウェー感にたじろいだようです。
手軽に飲める「韓薬ドリンク」パウチが置いてあったので、ひと袋いくらかと訊くと「箱売りのみです」との回答。双和茶が一箱3万5000ウォン。ソウルの有名どころの韓薬街や韓医院より割安ではありますが、旅行者に手が出せる重さではありません
それでは…と、スナック菓子のような小型のプラスチック容器に手を伸ばそうとしたのですが「トンチュンハチョ(=冬虫夏草)」の文字に「だ、ダメだ」と挫折。
が、薬材の袋やドリンクパウチが並んでいるこの店は、まだ取り付きやすい方でした。見渡してみるに、診察処方前提の韓医院か、注文製造の「パンアッカン」で、アポなし訪問で買える商品がゼロという店が多数派のようです。
私はあえなく撃沈でしたが、この道に詳しい方や、人参はやっぱり錦山という方にはオススメの通りです。「通り」なので連絡先は分かりませんが、とりあえず「大韓韓薬協会大田支部」と看板を出していた店(百済堂韓薬房。042-252-6336)の番号で登録してみます。