先週末に、忠清南道・舒川（ソチョン）の「国立生態園」に行ってみました。「エコリウム」という巨大な博物館内で世界各地の魚類、爬虫類・両生類、小型哺乳類や植物を見るのが主眼の「動植物園」です。

デンキウナギ、テッポウウオ、エリマキトカゲ、プレーリードッグ、食虫植物など、子ども時代に図鑑やテレビで見た生物を見られるので、大人にも興味深い施設といえます。また、「漢江の魚類」水槽には、映画のタイトルにもなった魚「シュリ」もいます。

湿地や森林を散策する樹木園や植物園より入場料は高め（といっても大人5000ウォン）ですが、館内は非常に盛況でした。エコリウム内の「熱帯館」が温室のように暖かいのも、寒い時期には嬉しいものです（地中海館、温帯館、極地館は暖かくありません）。「極地館」は剥製展示のみかと思いきや、生きたペンギンのいる水槽があり、餌の時間（？）に通りかかったらギッシリと混んでいました。

なお、意外に人気なのは、駐車場とエコリウムを往復する電気自動車（20人ぐらい乗れるバス）と、恐竜フィギュアや動物型の風船など売っている売店、そして屋外の遊び場です。正直、遊び場は「それ、面白いか・・・？」というシロモノですが、園内の一部に残雪も見られる極寒にもかかわらず、幼稚園～小学校くらいの子ども達が滑り台やシーソーで元気に遊んでいました。

ソウルから列車でも車でも２時間以上かかるうえ、外国語環境は韓国内に長期滞在・在住などされている方向けの施設ですが、時間のある方や動植物好きの方にオススメです。

※日本語・中国語版ホームページを見ると国立生態「院」とありますが、「動物園・植物園」という内容の施設なので（コネスト地図も生態『園』になっています）生態「園」で登録してみます。