朝鮮時代の韓方医・許浚(ホジュン)の記念館である「許浚博物館」の近くに、「亀岩公園」という静かな公園があります。
公園の中心部には池がありますが、ここに亀がいるとか(私が見た限りでは、いませんでした)、亀型の岩があるとかではなく、 許浚の号である「亀岩(クアム)」が名前の由来だと思われます。
8月の暑い週末に出かけてみると、暑さにも負けず韓国人の親子連れが数組、遊具で遊んでいました。
公園の周囲には、韓国おなじみの「屋外体操道具」があります。熱心に鍛錬する人々で混んでいたので写真は自粛しましたが、ウエートリフティングのセットや「拷問の道具か?」という謎の機材など、他の公園に比べ結構バラエティーに富んだ印象です。
遊具や体操道具はさておき、この公園の注目アイテムは「許浚像」と「アヒルの池」でしょう。
樹木と雑草に囲まれた高台で、正装して病人を治療する亀岩(許浚)先生像の裏側にビッシリ書かれた銘文は見ていない(暑さに負けました
)のですが、像の横には「東醫寶鑑」中の許浚の言葉が刻まれています。医員のあり方に関するもののようです。
「アヒルの池」の特徴は、周囲が柵で囲まれているにもかかわらず、アヒルやカモが外の道に出てくることです。柵の下の隙間が、アヒル脱出可能な高さであるためと思われます。高層アパートに囲まれた公園の道を歩く彼らの姿はのんびりして良いものです。 許浚博物館や、「ホームプラス加陽店」などに行かれる方はちょっとお立ち寄りを。
注)のどかな公園ですが、入口にあるスゴく詳細な料金表、いえ、違反行為の罰金表には、「樹木の損傷・伐採」とか「公園内の動物虐待」という項目もあったような気が
訪問される方、公園内のアヒルを捕獲したり、公園内の樹木を切ったりすると10万ウォンの罰金だそうですので、ご注意ください。まあ、普通はしないと思いますが・・・。