大邱広域市中区の「大邱薬令市場」メインストリートを歩いていたところ、
「イ・サンファ古宅　→」という標識を発見。

「イ・サンファ（李相和。1901～1943）」という名前を聞くのは初めてでしたが、
「古宅」に置いてあった資料や、大邱市の日本語観光案内「カラフル大邱観光」
によると、「失われた野原にも春は来るか」という詩などで知られる詩人・独立
運動家とのことです。

「生家」ではなく、晩年（といっても40代前半で死去）の4年間ほどを過ごした家
とのことで、家全体が「民家」というより、「大人の書斎」な雰囲気です。

すぐ向かい側にある「国債報償運動家　徐相敦古宅」と共に、デパート・高層ビル
と桂山聖堂の谷間にあり、さらに周囲は工事などしており、
「2軒とも、そのうち取り壊されたりして・・・」と思ったのですが、

市の観光資料いわく、実は既に、
「再開発による撤去計画　→　市民の強い反対＆署名運動で撤去中止」という
経緯があったようで、
http://tour.daegu.go.kr/jap/see/sidestreet/sidestreet/1191302_2957.asp

まあ、当分の間は大丈夫でしょう。

「李相和古宅」「徐相敦古宅」ともに、小さな家ですが、 薬令公園、韓医薬
文化館から徒歩5分以内、 桂山聖堂 からは徒歩1分ほどの場所ですので、
この地区に立ち寄られた際はぜひ。