韓国一周旅行の中で、ぜひ行ってみたいと思っていたところが、
この「外島ボタニア」です。
慶尚南道巨済市にあるひとつの島で、島全体が庭園になっています。
ひとつの島でさまざまな植物が育てられ、美しい庭園を造っているなんて、
聞いただけでロマンチック。
ぜひ、この島に行こうと思い、まずは巨済にやってきました。
というのも、この島は遊覧船に乗ってしか訪れることができないとのこと。
巨済から出ている遊覧船に乗り、島で1時間半ほどの自由時間を過ごした後、
また遊覧船に乗って帰ってくるというコースになっているのです。
前日、統営に泊まっていたので、まずは統営市外バスターミナルから
巨島の長承浦市外バスターミナルまで行くことに。
(途中、巨島の古県バスターミナルにも止まります)
この本数はそれなりにたくさんあります。
長承浦市外バスターミナルまで着いたのはいいのですが、
今までで一番くらい田舎なターミナル…。
観光案内所も近くになく、若干困り果ててしまいました。
遊覧船乗り場がどこなのか街の人に聞くと、「まっすぐ行けばある」とのこと。
しかし、まっすぐとはいっても途中で分かれ道もあり…、たくさんの人に道を尋ねながらなんとか到着きました。
ちなみに
この地図に印をつけたところが迷いどころ。
車道が高架っぽくなるところに出たら、まっすぐ行かずに左に折れます。
そして道なりに進むと海が見えるので、後は海沿いに進めばOK。
歩くと20~30分かかりますが、タクシーもそれほど通っていない感じでした。
さて、海に出るといくつか遊覧船乗り場があるのですが、
外島に行く遊覧船乗り場は一番先の方にあります。
乗り場の後ろに「巨済文化芸術会館」があるのでそれを目印にするのが一番です。
船はその時のお客さんの人数に合わせて、出航時間が決まるよう。
私が訪れた日は日曜だったため、乗り場も大混雑。
船もかなりの頻度で出ていました(15分おきくらい)。
さて、船に乗り込むとしばらく観光タイムです。
ガイドのおじさんが窓から見える風景や巨島の歴史などを
説明してくれます。
途中、島の絶壁と絶壁の間を通り抜けたりするシーンもあり、
ここは船外からその光景を眺めることができます。
島に着くと、1時間半の自由時間に。
入り口でボタニアのチケットを買い、散策開始です。
島には様々な植物があり、ほんとに島自体が植物園。
ところどころに変わった形に整えられた木があったりと、
まさに不思議のアリスのような世界です。
もっとも大きな広場には、神話をかたどったような石像が置かれ、
地中海がどこかの庭園に迷い込んだよう。
ところどころに海も見え、ヨーロッパかどこかと間違えそうなくらいでした。
島にはカフェやお土産もの屋さんもあり、休憩することもできます。
当日は日曜ということで、ほんとにたくさんの人で賑わっていました。
平日だともっと人が少なく、庭園を静かに楽しめるのではないかと思い、
そこは個人的にちょっぴり残念でした…。
ちなみにこの島、とある韓国人ご夫妻が島を買い、庭園に作りあげた場所だそうです。
遊覧船に乗って戻る時間を含めて、全行程はちょうど3時間半ほどでした。
この外島、「冬のソナタ」の撮影地として日本でも有名なようですね^^
韓国的!というわけではないですが、とてもロマンチックな島です。
遊覧船乗り場の近くには食堂も多いので、ぜひ、一日楽しんでみてください^^