2015/09/20 8時ごろ、付近に点在する古墳群を散策しつつ、こちらに訪問しました。
まずは、大陵苑の北側にある路西里古墳群、路東里古墳群を散策しました。
地形のせいか季節的、気象的なものかは分かりませんが、7時~8時頃には朝霧が発生していて、辺り一面が真っ白でした。
霧の中ぼんやりと芝生に覆われた丸い古墳が点在しており、ちょっと神秘的な雰囲気を感じます。
やがて、日差しが強くなると一転して、青い空と芝生の緑がまぶしく、力強い存在感を発揮します。
一連の古墳群を眺めてから、大陵苑へと向かいますが、こちらは入場料がかかります。(2,000ウォン)
後で知りましたが「総合利用券」があるようなので、他の場所にも行かれる方は、ちょっとお得になるかもしれません。
中にもやはり古墳があり、公園として整備されています。
正直なところ、周りにも無料で見られる古墳がたくさんあり、古墳自体は形もほぼ同じなので、あまり印象には残りませんでしたが、入口から5分ほど歩いたところにある天馬塚は、ちょっと新鮮でした。
天馬塚の入口には、「敬虔」という漢字が書かれており、その隣には韓国語で「敬虔な気持ちで参拝してください」とあります。
また、内部の撮影は禁止されています。
入口から通路を10メートルぐらい入るとドーム状の空間が広がって、出土品の小さな展示スペースがあり、突き当りの中央には、発掘されたときの冠や装飾品の配置が分かりやすく再現されています。
また、古墳の断面が紹介されているので内部の構造がよく分かります。
中に入った瞬間に外の音が消えて無音になり、内部が暗いことも相まってちょっと畏怖というか、空間に圧倒される感覚があります。
一人で入ったせいかもしれませんが、ちょっと厳かで不思議な感覚でした。