板門店(JSA) パンムンジョム / 판문점
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南北を分断する軍事境界線上にある共同警備区域(JSA)とは?
「板門店(パンムンジョム)」とは、ソウルから北に60km、北朝鮮の開城(ケソン)から東に10kmに位置し、京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市の非武装地帯(DMZ)の軍事境界線上にある共同警備区域(JSA、Joint Security Area)の通称です。韓国も北朝鮮も行政管轄権をもたない場所で、一般人の立ち入りは制限されており、外国人は韓国政府認定のツアーでのみ訪問が可能です(休止中、2024年時点)。朝鮮戦争の休戦協定が締結された場であり、その役割は南北往来の通路、現在では南北対話の窓口へと変化しています。 |
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コネストからのお知らせ
・2023年7月以降、「板門店(JSA)」ツアーは休止中です。再開の見通しは立っていません。
「 板門店」で 朝鮮戦争 (1950~1953年)の休戦会談が始まったのは1951年のこと。当時、何もない寒村だったこの地を会談場所とするにあたり、英語と中国語の表記が必要となりました。もとの地名であったノルムン(板戸という意味)を漢字の板門と表記し、近くに商店があったため、「板門店」という地名になったと言われています。
そして700回を超える会議を経て、1953年に休戦協定が締結。3年に及ぶ朝鮮戦争が休戦となりました。ちなみに実際に休戦協定が調印された場所は現在の「板門店」よりも北へ1キロほど離れたところにあります。
共同警備区域(JSA、Joint Security Area)
休戦協定締結後は、軍事停戦委員会が休戦状態を管理するため、軍事境界線上に東西800メートル、南北400メートルの共同警備区域を設定。国連軍側と共産軍側が警備と管理を共同で担当することになりました。こうして現在、「板門店」と呼ばれるエリアが誕生しました。
しばらくは文字通り「共同警備区域」でしたが、1976年に起きた「ポプラ事件(※後述のポプラ事件の慰霊碑参照)」以降、軍事境界線を境に、以南の地域は国連軍側が、以北の地域は共産軍側が分離警備することとなり、現在のような形になりました。
韓国人は特別な場合を除き、板門店の個人見学が不可能な状態が長らく続いていましたが、2018年に行われた 南北首脳会談をきっかけに、韓国統一部が「 板門店見学支援センター(外部リンク)」を設立。オンラインで申請すれば、満8歳以上なら誰でも1年に一度、見学できるようになりました。
外国人の場合は、韓国政府認定のツアーでのみ見学が可能です。
板門店(JSA)ツアーの服装
派手な服装は避けて
北朝鮮側を刺激しないようにという理由で、服装の規定があります。ジーンズやミニスカートは禁止。ノースリーブや身体に密着する服、派手な服装や軍服スタイルなども禁じられています。また、アクセサリー類も光が反射して光ると発砲と誤解される可能性があるので厳禁。非常事態には避難しなければならないので走ることのできない、スリッパ、サンダル、ハイヒールも禁止です。
実際にはこれ以外に持ち物の規制などもあるので、ツアーに参加する場合は、ツアー会社の注意点を確認してください。
板門店(JSA)ツアーの流れ
国連軍司令部の駐屯基地である「キャンプ・ボニファス」に到着後、ツアーバスに担当軍人が乗り込み、ツアー客がバスに着席した状態で、服装検査とパスポートの確認が行われます。
検査後、「キャンプ・ボニファス」内の「JSA安保見学館」前まで国連軍のバスに乗りかえて移動。「JSA安保見学館」内ホールでブリーフィング(訪問者宣言書のサインと板門店のスライド説明)が行われます。その後、「板門店」へ向かうという流れです。
キャンプ・ボニファス
JSA安保見学館
JSA安保見学館併設の記念品店
板門店へと向かう途中に検問を受ける統一橋
休戦協定締結直後は捕虜の交換が行われた「板門店」は、やがて離散家族の訪問団など南北の往来の通路や南北会談の場となりました。2018年には南北首脳会談が行われ、2019年にはアメリカ大統領が板門店を訪問。そのニュースは世界を駆け巡りました。
以降、韓国人の「板門店」見学が緩和されるなどの変化がありましたが、アフリカ豚熱、コロナウイルスの感染拡大で立ち入り禁止に。2022年に ようやく見学ツアーが再開となったものの、2023年7月に アメリカ軍兵士が軍事境界線を越えて、北朝鮮へ渡る事件が発生。再び中止となり、再開の見通しは立っていません。
「板門店」は分断の歴史や現状を知れる場であると同時に、政治や社会情勢によって、見学できない場合が多々あります。
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板門閣(北朝鮮側)
©YONHAP NEWS
「板門閣(パンムンガッ)」は軍事境界線を基準に韓国側の「自由の家」の正面に位置しています。北朝鮮側の観光客が板門店の韓国側を眺められる場所です。
軍事停戦委員会 会議室(T1、T2、T3)
軍事停戦委員会の会議室で、軍事境界線上に仮設(Temporary)の建物7棟があります。灰色の4棟は北朝鮮側が管理し、水色の3棟は国連軍司令部が管理する建物です。
T1は中立国監督委員会(国連司令部所属、中立国で構成)の会議室、T2は軍事停戦委員会の本会議室、T3は軍事停戦委員会の小会議室として使われ、そのうちT2だけが観光客の見学が可能です。
水色を韓国、灰色を北朝鮮側が管理
真ん中のT2のみ見学可能
軍事境界線
「軍事境界線」とは朝鮮半島を南北に分断し、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国を区分する境界線のこと。休戦ラインとも呼ばれます。
原則として軍事境界線を越えることはできませんが、T2建物内部だけが唯一、軍事境界線を越えることが可能です。
T2内では北朝鮮側(写真奥)に兵士が立ち、入口を守る
T2内のテーブルの中心に軍事境界線が走る
自由の家
「自由の家」は韓国側の最北端の施設で、南北赤十字社間の連絡や南北会談支援業務を行っています。韓国側の観光客が板門店の北朝鮮側を眺める場所でもありますが、立ち入りできない場合もあります。
平和の家
「平和の家」は南北会談のための施設で、会議室などがあります。1989年に建設されてから2019年までに100回もの南北会談が開催されました。2018年4月27日の南北首脳会談では、分断後初めて、北側の指導者が韓国側の施設を訪問したことでニュースになりました。
平和の家全景
平和の家左側、遠くに見える北朝鮮の国旗
徒歩の橋
©YONHAP NEWS
韓国側にある施設間の移動便宜を図るために作られました。国連軍司令部の施設なので、国連のシンボルである水色で塗られており、「ブルーブリッジ」と呼ばれることもあります。
帰らざる橋
「平和の家」の裏側、サチョン川にかかる橋で、橋の中間に軍事境界線が走っています。 休戦協定調印後、この橋を通じて、捕虜交換が行われました。一度渡ると二度と帰ることができないという意味からこの名がつけられたそうです。
「ポプラ事件」慰霊碑
1976年8月18日に起きた 「ポプラ事件」。国連軍の兵士が「帰らざる橋」付近でポプラの枝打ち作業をしていたところ、アメリカ兵2名が北朝鮮兵士により殺害されました。この事件をきっかけに、 国連軍司令部は問題のポプラを伐採し、「帰らざる橋」を閉鎖、その後の軍事行動や交渉に大きな影響を与えました。
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基本情報
店名 |
板門店(JSA) |
住所 |
京畿道 坡州市 津西面 魚龍里, 一帯
(경기도 파주시 진서면 어룡리, 일대)
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電話番号 |
なし |
Eメール |
なし |
営業時間 |
ツアーにより異なる |
休業日 |
ツアーにより異なる |
日本語 |
可 |
その他外国語 |
英語 |
支払方法 |
ツアーにより異なる |
交通 |
・政府認定のツアーでのみ訪問可能
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関連サイト |
なし |
詳細情報 |
・バリアフリー施設:なし
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こだわり |
無料散策夜景・ムード文化財世界遺産ファミリー
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備考 |
※ツアー中、「統一大橋」を渡って戻ってくるまでの間、バスで移動中の写真撮影はすべて禁止となります。 |
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ユーザー投稿写真 |
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ユーザークチコミ |
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良
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dentnerさん 2014.7.8
6月下旬にDMZ&板門店(JSA)同時ツアーに参加。朝8時から夕方5時までの長丁場でしたが、とても貴重で有意義な経験で、時間があっという間に過ぎて行きました。特に板門店では境界線をはさんで南北の兵士が対峙する瞬間に立ち会う事が出来、特に北側から6名近くの兵士が出てくる事は滅多にないとの事で、参加者以上にガイドさんのテンションが上がりまくりです。
北の兵士は両足を揃え両手を体側にぴったり添える立ち方で、一方南の兵士はグラサン着用で肩幅に足を開き、両手はグーにして両肘を少しだけ曲げた立ち方で3分間ぐらい対峙していました。
板門店への途中、キャンプ・ボニファスでバスから降りたら何故か2列縦隊で整列させられ、前列の人はしゃがまされてカメラでパチリ。証拠写真にでもするんか?と思っていたら板門店の会議室内、北朝鮮領にあたる部分でも”We Are In North Korea Now !"ガイドさんの掛け声でまたまたパチリ。
なんだろなーと思いつつ帰りのバス車内でDMZ&板門店のブックレットが配られ(2万ウォン)、その中に先程撮影された2枚の集合写真が収められたページが!色んな人種国籍のツアー参加者が笑顔で写っているこの2枚の写真、今回のツアーの最高のおみやげになりました。
半日しかツアーに時間を取れない場合は板門店ツアーの方が「軍事地域ピリピリ感」がダントツ強いので、コチラがお勧めだと思います。 ... |
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掲載日:24.06.06 (更新履歴)
・記事全体を更新しました(20240529)
・基本情報を確認しました(20220421)
・記事全体を更新しました(20180221) |
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