朝鮮戦争時の避難者の哀歓や郷愁を感じられる通り

韓国南部の港町・釜山。その釜山(プサン)駅と南浦洞(ナムポドン)の中間に位置する中央洞(チュンアンドン)に今も尚残る名所が「40階段」です。朝鮮戦争の際、避難してきた人たちが、釜山港を見下ろせる階段の上を待ち合わせ場所にしたと伝えられています。2004年から釜山市が一帯を「文化観光テーマ通り」に指定し、当時の様子が感じられるモニュメントや路面電車、線路などを展示し、記念撮影ができるようになっています。なお、近くには朝鮮戦争時の避難民の生活習慣を記録した「40階段文化館」があり、あわせて訪問するのが良いでしょう。行き方は、釜山地下鉄１号線の中央駅からすぐです。