孝昌公園駅の一番出口の階段を出たら右後の道を真っ直ぐ行くと5分ほどである公園。
もともとは、イ・サンで有名な正祖の亡き息子を弔った墓地でしたが、今は大韓民国の愛国志士達が眠り、祀られている公園です。

日本人にとっての靖國神社みたいな位置付けなのでしょうか、厳かな空気がありました。

私が行った日は雨の日。忍びの雨ですかね、公園についてからは物凄い豪雨になり、門を入ってすぐの三義士の墓と義烈祠しか見れませんでした。
どちらも感慨深いものがあり、義烈祠には記帳台がありました。
記帳台を見ましたが、韓国人しか記帳してなかったので、さすがに海外からの観光客はここにはなかなか来ないのでしょうか。
名前、住所、感想を書く記帳。勇気が要りましたが、激動の時代を生きた全ての亡き人々が安らかに眠れるよう、記してきました。

三義士の墓では安重根の墓もあり、遺骨がないからこちらには墓石が立たないのだそうです。
気になって遺骨はどこにあるんだ？と調べてみたら、遺骨の所在は不明らしく、北朝鮮にある説や「屈辱の為に伊藤博文の墓に一緒に埋められてる」説なんかも出てきましたが、日本人の感覚的に先祖代々の墓に自分を殺した奴の遺骨は入れないだろうと思いました。遺骨、一体どこにあるのでしょう。。。

昔の事は自分がその時代に生きておらず、自分で見ていないから何が正解かもわかりませんが、戦争や争いが良い感情を生まないのは確か。平和を沢山祈りました。

雨でしたが、愛国志士が眠る場所に相応しく手入れが行き届いている公園で、紅葉が綺麗でした。

私は霊感が強いので、ここでは吐き気が止まりませんでしたので、長居は出来ませんでした。霊感が強い方はお気をつけください。

トイレにはトイレットペーパーがないので、ポケットティッシュ持参をオススメします。

週末に孔徳駅近くで昼食の後、孝昌公園に寄ってみました。

敷地内に入っていく中高年者や家族連れの姿がけっこう見られます。ところが、この公園の主役と思われる「墓」「祠（ほこら）」周辺には殆ど人がいません。では、入ってきた人たちはどこに行くのかと思ったら、「ウォーキングや器具運動など、スポーツ系施設に向かう」「速やかに『白凡記念館』に向かう」の二択のようでした。

４つの墓が並ぶ「三義士の墓」を見た後に階段を降りようとしたら、韓国人の親子連れが上がってきました。
「三義士なのに、墓が４つだ～」という子どもに、父親が左の一つは何の墓か説明するかと思いきや、「ほんとだね」とスルーして、一行は降りていきました。←なお、コネスト記事でも触れられていますが、正解は「『安重根義士』遺骨帰還時の埋葬予定地」です。

墓に訪問者が殆どいなかったのは、非常に寒かったからかもしれません。入口近くの池はカチカチに凍っており、春～秋には草花が見られると思われる散策エリアも常緑樹を除くと不毛な姿でした。じつは、冬以外の訪問がオススメかもしれません。