植民地時代に滞在したアメリカ人特派員の洋館

「ディルクシャ(DILKUSHA)」は、日本の植民地時代にアメリカ合衆国・AP通信の臨時特派員として朝鮮半島に派遣された、アルバート・Ｗ・テイラー(Albert Wilder Taylor)と、その妻メアリー・L・テイラー(Mary Linley Taylor)が暮らした洋館です。1919年３月１日の独立運動「三・一独立運動」の独立宣言書をはじめ、当時の独立運動の様子を全世界に発信しました。建物は1924年に完成し、火災発生後、1930年に再建されました。現代に入って2017年に登録文化財に指定され、補修工事を経て、2021年から「ソウル歴史博物館」の管理・管轄となり、入場料無料で自由に観覧できるようになりました。