光州の旧・全羅道庁を見下ろせる展望スポット

1980年５月に勃発した光州(クァンジュ)市の民主化運動と、戒厳軍による武力制圧事件「光州事件」の舞台になった「旧・全羅道庁(チョルラドチョン)」のすぐ向かい側にある地上10階建てのビルで1968年に完工。以来、新聞社「全南日報」と、テレビ局「全日放送」が入居し、当時、民主化運動に参加している市民を職員としてかくまったり、地下は市民の武器庫になったりしました。その後、老朽化による撤去が検討されましたが、民主化運動に関連した歴史的経緯から2020年にリニューアルされ、８階から屋上までを無料で開放。屋上からは「民主広場」や「無等山(ムドゥンサン)」などを一望できるほか、「光州事件」を展示するメモリアルホール、カフェなどがあり、市民や観光客の学びの場になっています。