在韓米軍から返還された跡地が公園に

ソウル市の中心部・龍山(ヨンサン)、二村洞(イチョンドン)、梨泰院(イテウォン)にまたがる広大な敷地は、長らくアメリカ軍のソウル龍山基地として活用されてきました。2003年の米韓両国協議の結果、基地機能を京畿道(キョンギド)の平沢(ピョンテク)市に移転することで合意し、2018年に移転が完了しました。その後、ソウル市は基地跡地を公園にする計画を発表したほか、2022年５月に就任した尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は、大統領執務室を従来の「青瓦台(チョンワデ)」から龍山の国防部庁舎内に移すことを発表したりもしました。敷地内の各エリアを試験的に開放するイベントが定期的に開催されており、基地から公園に生まれ変わっていく過程を市民が直接、目にすることができます。