1920年「東洋拓殖株式会社 木浦支店」として建築

全羅南道(チョルラナムド)の西海岸に位置する木浦(モッポ)市は、韓国高速鉄道KTXでも訪問できる人気の観光都市で、かつて日本人も多数居住したことから「木浦駅」周辺には当時の建物が点在し残っています。この建物は、「東洋拓殖株式会社 木浦支店」として1920年に営業がはじまった近代西洋建築様式の建物です。日本人の農民の植民・土地開発事業の推進を目的に、木浦周辺での移住、農業、土地買収、金融関連等の支援が行われました。現在は博物館として内部が開放。館内１階には、開港前後の木浦の様子が撮影された写真の数々が展示され、２階は特別展示コーナーとして定期的に様々な展示が催されます。近くに赤レンガの本館「１館」があり、チケットは共通なので合わせて見学してみましょう。