日本領事館として建てられた赤レンガ造りの建物

全羅南道(チョルラナムド)の西海岸に位置する木浦(モッポ)市は、韓国高速鉄道KTXでも訪問できる人気の観光都市です。かつて日本の統治時代に、日本へ米などを輸出する港として栄え「木浦駅」周辺には多くの日本人が居住していたことでも知られ、駅周辺には当時の建物が点在し「近代文化遺産」として保存されています。この建物もそのひとつで、1900年に日本領事館として建てられた後、終戦後は木浦市庁、市立図書館、木浦文化院を経て、2014年からは日本統治時代の様子などが展示された博物館として運営。敷地内には当時の書庫や防空壕などもあります。2019年に放送された人気韓国ドラマ「ホテルデルーナ～月明かりの恋人～」のレトロな外観のホテルという設定でも劇中、たびたび登場しました。