ピックアップ!お店紹介口コミ by トムジェリさん
韓国近代彫刻の先覚者、権鎮圭(권 진규)のアトリエは、城北区東仙洞の静かな住宅地にありました。
師の名前の前には、「悲運の彫刻家」と 苦悩の言葉が記されます。
当時は抽象的な作品が主流で 写実派の師は、早過ぎた天才だったのかもしれません。
自ら人生に終止符を打った師のアトリエには、当時を偲ぶ物が残されています。
事前申し込みで、毎月最終土曜日に見学する事ができます。
7~8名位集まると出来るようで、残念ながら そのチャンスに恵まれませんでした。
応答のある筈もない門扉にそっと触れ 主の居ないアトリエを後にしました。
♫ どんな運命が 愛を遠ざけたの
輝きは 戻らない
わたしが今死んでも~♫
落ち葉の黄色い石段を下りながら ふと 厳かなパイプオルガンの音色が よぎりました。
2019年11月30日の出来事。