
ピックアップ!お店紹介口コミ by みなみこさん
あまり大邱の事をよく知らずに初めて訪問したもので、まずはテグの歴史を知ろうと思い、訪問しました。入場券を探しにキョロキョロしていたところ、入口にいらっしゃった案内員の方が笑顔で、「無料です。2階までゆっくりご覧になってください」と仰ってくださって、入った瞬間からほっこりできました。
この展示館の建物はとても重厚で、朝鮮殖産銀行・大邱支店というかつての日本の銀行の建物だったとのことです。1918年に建てられたという写真付きの案内文が、韓国語と英語の2ヶ国語で書かれてありました。外観は当時とほとんど変化がありませんで、昔のものが現在でも活用されているのが嬉しかったです。
それから、大邱といえば、三星(サムスン)グループなのですね。株式会社・三星商会が大邱で産声をあげ、大邱にて創業者によるものすごい活躍により発展したことが紹介されていました。
観光用のパンフレットをいくつか頂戴し、朝鮮時代には大邱邑城というお城で中心部が囲まれていたようですね。博物館のすぐ隣にある慶尚監営を中心に東西南北に城壁があったようです。東側の城壁があった場所が、現在の繁華街の東城路ですね。名前の由来が分かりました。東門市場もあったようですが、それが繁華街に発展しているようですね。
南城路は現在の薬令市の通りで、北城路には日本式のカフェがいくつか残っているのも、このあたりを拠点にしていたからなのでしょうね。西門市場は、西門の外側にあったから名付けられたという何ともシンプルな理由だったようです。これまで知らなかった事が一気に見えるようになりまして、とても貴重な体験の場となりました。