第13回釜山国際映画祭ガイド｜海雲台(釜山)の観光スポット

世界が注目する「釜山国際映画祭」の季節がやってきた！

暑い夏も終わり芸術の秋にふさわしく、今年も「釜山国際映画祭」の時期がやってきました！今回で13回目を迎える釜山国際映画祭は、10月２日(木)～10日(金)の９日間、釜山(プサン)市で開かれます。昨年は過去最多の19万人以上の観客を動員し、日本からは「HERO」主演の木村拓哉が駆けつけ映画祭は一気にヒートアップ！また、カン・ドンウォン、チ・ジニ、イ・ドンゴン、ソン・ヘギョなどの豪華ゲストたちも続々登場しましたよ。

今年は、小泉今日子や上野樹里、加瀬亮など豪華キャストで話題の「グーグーだって猫である」、草なぎ剛主演のほのぼのとしたヒューマンドラマ「山のあなた徳市の恋」、同名コミックを映画化した「コドモのコドモ」など、日本で話題の作品たちが勢ぞろい！さらにイ・ビョンホン、チョン・ウソン、ソン・ガンホのトップスターが共演した「良い奴、悪い奴、変な奴」や2008年大鐘賞映画祭で最優秀作品賞を受賞した「追撃者」など注目の作品たっぷりで目が離せません！
コネストでは引き続き釜山国際映画祭の情報をお届けしますので、楽しみにしてくださいね！

釜山国際映画祭のココに注目！

今年の「釜山国際映画祭」は、「がんばれ、韓国映画！」、「発見と発掘の領域拡張」、「批評と談論の場を活性化」という３つのテーマで行われます。フィリピンやモンゴル、ヨルダン、カザフスタンなど今まであまり紹介されていない地域の映画を紹介し、韓国映画を含めアジア地域の映画市場の活性化を図ります。また、映画批評教室やセミナーなどを通じて観客が映画祭により近づける映画祭を目指します。

今回は、歴代最多の60カ国 315編の映画が上映されます。その他にも、「アジア映画アカデミー」や「アジア映画ファンド」、「アジアフィルムマーケット」など、優れたアジア映画の発掘と制作支援など、韓国映画を含めたアジア映画の発展に一層力を入れています。さらに、全世界で初めて、釜山国際映画祭を通して紹介されるワールドプレミアは85編にも及び、インターナショナルプレミア48編、アジアプレミアは94編が公開。釜山国際映画祭がアジアの新人発掘の最高の登竜門としても、世界的に注目されています。

開/閉幕作品決定！！

開幕作品：「スターリンの涙」　2008年カザフスタン

監督：Rustem ABDRASHEV
解説：悲惨な暗黒期を耐え抜いた主人公の人生を描いた感動作。カザフスタンで一番有望な若い監督 Rustem ABDRASHEVとロシアの代表的なシナリオ作家Pavel FINNが手がけた作品として注目を集めている。1949年カザフスタン、旧ソ連政府により多くの少数民族が中央アジアへ強制移住させられた時代、ユダヤ人の少女サシュカは汽車で中央アジアへ移動中に祖父をなくす。祖父の死体と一緒にカザフスタンのあるひっそりとした町にたどり着いた少女は、町でカシムという老人に出会い、その町に住み着くようになる。この映画は、冷戦や抑圧的な政権の暗黒な時代に、人種、宗教、年齢の壁を越えた愛と信頼の価値を感動的に描いた作品である。

監督紹介：
Rustem ABDRASHEV 1970年生まれ。映画監督兼美術監督。カザフスタンのアルマティ芸術大学を卒業。2004年に「ルネッサンスの城」を演出し、キノショック映画祭のグランプリ、アルマティ国際映画祭グランプリなど各種映画祭で受賞。2007年には、「がらくたの毛布」を演出し、キノショック映画祭で最優秀脚本賞を受賞。

閉幕作品：「私は幸せです」　2008年　韓国

総監督：ユン・ジョンチャン
解説：イ・チョンジュンの短編「チョ・マントゥッ氏」を脚色し、精神病棟を舞台に傷ついた人たちの人生を描いた作品。主人公は、賭博好きな兄と無気力な家族による心の傷が深いマンスと、医師との恋に破れ父親による大きな傷を抱えた看護婦スギョン。乱れ髪の破格的な演技を見せたヒョンビンと端麗なイ・ボヨンの演技が注目されている。映画のタイトルは、逆説的でありがなら、誰もが願う幸せについての人間の願望を映し出している。

監督紹介：
ユン・ジョンチャン　漢陽大学映画学科を卒業し、アメリカ・シラキュス大学院で映画演出を専攻。記憶と運命を描いた短編映画「プレイバック」、「メメント」、「風景」で国内外で注目を集め、陰鬱で感覚的な映像を見せた長編デビュー作「鳥肌」が、第６回釜山国際映画祭に招待された。2005年には、女流飛行士を描いた「青燕」を演出。

映画はココで見よう

	今年は、昨年よりも３つのスクリーンが増え、海雲台(ヘウンデ)と南浦洞(ナムポドン)の２つのエリアにある６つの映画館、37のスクリーンで上映されます。

＜海雲台＞

野外上映場
場所： 海雲台釜山ヨット競技場
座席数： 5000席
１日上映回数： １～２回
運営期間： 2008年10月２日(木)～10日（金）まで（開・閉幕式含む）
アクセス：地下鉄２号線冬柏(トンベク、Dongbaek)駅３番出口徒歩10分

MEGA BOX　海雲台店
場所： 海雲台スポンジ６階
座席数： 10館で全1996席
１日上映回数：３～４回
運営期間： 2008年10月３(金)～９日(木)
アクセス： 地下鉄２号線海雲台(ヘウンデ、Haeundae)駅１番出口徒歩１分

プリモスシネマ　海雲台店
場所： 海雲台萇山(チャンサン)駅横　ウンシンシネアート７階
座席数： 10館で全1842席
１日上映回数： ３～４回
運営期間： 2008年10月３(金)～９日(木)
アクセス： 地下鉄２号線萇山(チャンサン、Jangsan)駅７番出口すぐ

ロッテシネマセンタムシティー店
場所： 海雲台ロッテ百貨店　センタムシティー店８階
座席数： 10館で全1755席
１日上映回数： ３～４回
運営期間： 2008年10月３(金)～９日(木)
アクセス：地下鉄２号線センタムシティー(Centum City)駅８番出口直結

※映画祭期間は毎年、上記の映画館を循環する無料シャトルバスが運行されていますので、現地で確認して下さい。

＜南浦洞＞

大映(テヨン)シネマ
場所： ＰＩＦＦ広場
座席数： ３館で全2055席
１日上映回数： ３～４回
運営期間： 2008年10月３(金)～９日(木)
アクセス： 地下鉄１号線チャガルチ(Jagalchi)駅７番出口徒歩10分

釜山劇場
場所： ＰＩＦＦ広場
座席数： ３館で全1530席
１日上映回数：３～４回
運営期間： 2008年10月３(金)～９日(木)
アクセス： 地下鉄１号線チャガルチ(Jagalchi)駅７番出口徒歩10分

チケット購入方法

	こうして情報を見ているだけでは物足りない！釜山に直接行っていち早く映画も見たいし、スターにも会いたい！そんなあなたのためにチケット購入方法を教えちゃいます。

チケットの種類

開/閉幕式	各10,000ウォン
一般上映	5,000ウォン
野外上映(海雲台釜山ヨット競技場)	5,000ウォン
ミッドナイトパッション (３作品をひとつのセットにした深夜上映)	10,000ウォン

チケット前売り

１．開/閉幕式チケット予約

方法： インターネット予約のみ可能
期間： 2008年９月22日(月)
運営時間： 18：00から
ホームページ： http://piff.netmarble.net/
※開/閉幕式チケットは完売しました。

２．一般上映チケット予約

売り場区分		場所	運営期間	運営時間
インターネット、モバイル		インターネット	９月24日～10月９日	24時間 (９月24日は９：30から)
GS25(コンビニ)のＡＴＭ		全国GS25		24時間 (９月24日は９：30から)
釜山銀行予約窓口		釜山銀行全国各支店		９：30～16：30
釜山銀行現金支払機		釜山銀行ＣＤ/ＡＴＭ		９：30～22：00
臨時販売所	海雲台	海雲台釜山ヨット競技場	10月２日～10月10日	16：00～20：00(２～10日) （３、４日は22：30まで）
		MEGA BOX 海雲台店 (スポンジ１階) 販売、キャンセル、払戻し	10月３日～10月９日	８：30～24：00 (３～６日) ８：30～21：00 (７～９日)
		MEGA BOX 海雲台店 (スポンジ５階) チケット発券のみ		８：30～22：00 (３～６日) ８：30～21：00 (７～９日)
		ロッテシネマセンタムシティー店		８：30～21：00 (３～９日)
		プリモス海雲台店		８：30～21：00 (３～９日)
	南浦洞	大映シネマ		８：30～24：00 (３～４日) ８：30～20：00 (５～９日)
	南浦洞	釜山劇場		８：30～22：00 (３～４日) ８：30～20：00 (５～９日)

※各販売所の住所・電話番号は釜山国際映画祭ホームページを参照ください。

３．予約方法

・インターネット予約
インターネットで購入の場合は、http://piff.netmarble.net/(ネットマーブル)に接続し、チケットを予約します。残念ながらHPに日本語はありません。支払いは、クレジットカード、デビットカード(チェックカード)、口座振込み、携帯電話決済、PIFF予約券での支払いが可能で、GS25(コンビニ)、釜山銀行、臨時チケット販売所で発券ができます。

・指定販売所での購入：上記記載の販売所にて購入可能です。

・モバイル（携帯電話）での購入：今年から新たに導入されたモバイルでの予約。通信会社がSKテレコムの場合は「3010＋NATE」、KTFの場合は「3010+Magic N」、LGテレコムの場合は「3010＋Ez-i」に接続し、チケットを予約します(データ通信料が発生します)。チケット料金は、翌月の携帯電話の利用料金と合わせて請求されます。

・GS25での予約：予約及び発券が可能であり、クレジットカード、デビットカード(チェックカード)、携帯電話決済、予約券で支払いが可能です。

・釜山銀行での予約：全支店で予約及び発券が可能です。ただし、現金支払いのみ可能。

・釜山銀行現金支払機(CD/ATM)での予約：全支店ので現金支払機で予約が可能です。発券は、釜山銀行、もしくは臨時販売所で可能。

・PIFF予約券(PIFF Cinema Ticket)
PIFF予約券は、釜山国際映画祭のチケットを予約できる商品券です。映画祭開催前は、釜山国際映画祭のショッピングサイト(http://shop.piff.org)にて販売し、映画祭期間はキャラクターショップにて販売します。
※インターネット予約、GS25、臨時チケット販売所にて購入する場合のみ使用可能。予約キャンセル時、再利用可。払い戻し不可。開/閉幕式、ミッドナイトファッションなどの一部イベント及び映画は予約不可。有効期限は、裏面に表記された日にちまで。

＜PIFF予約券＞

タイプ	チケット購入枚数	金額(ウォン)	備考
Piffle Five	５枚＋１	25,000	野外上映場専用の予約券１枚追加
Challenge Ten	10枚＋３	50,000	一般予約券１枚追加野外上映場専用の予約券２枚追加
Passion Twenty	20枚＋７	100,000	一般予約券３枚追加野外上映場専用の予約券４枚追加

・団体予約
適用期間：10月６日～９日
予約可能な映画：野外上映場、大映シネマ１館、釜山劇場１館で上映する映画
１編当たり20～50枚予約可能であり、20％割引
電話のみの受付可(051-747-8591)

４．注意事項

・インターネット/モバイルで予約した場合は、全国のGS25と釜山銀行でのみ発券が可能です。臨時チケット販売所で発券する場合は、本人確認のための身分証明(パスポートが望ましい)が必要であり、該当映画上映１時間前までに指定の臨時販売所でチケットと交換します。代理人が発券する場合は、関係を証明できるものが必要です。
・インターネット及びGS25で予約した場合のみ座席の指定ができ、モバイル、臨時チケット販売所、釜山銀行で予約する場合は座席指定ができません。
・映画上映開始後は入場を制限します。上映開始５分前までに入場してください。
・臨時チケット販売所でチケットを購入する場合、現金、クレジットカード、予約券でのみ支払いが可能です。
・クレジットカード及び携帯電話での支払いの場合、一部のみのキャンセルができません。(２枚購入した場合、１枚のみのキャンセル不可)
・インターネット及びモバイルで予約した内容は、モバイル釜山国際映画祭「3010」に接続すると、いつでも確認ができます。

５．キャンセルまたは払い戻しに伴う手数料

１) 映画祭開催前（10月１日まで）：手数料なし
・インターネットで予約し発券してない場合、インターネットでキャンセルが可能です。
・インターネットで予約し発券したチケットは、キャンセル及び払い戻しができません。
・GS25、釜山銀行で予約したチケットは、それぞれGS25、釜山銀行でのみキャンセルが可能です。
・モバイルでの予約キャンセルは、モバイルサイトに接続し、「１．予約確認/キャンセル」で可能です。(９月にのみキャンセル可能、10月１日からは現地でのみキャンセル及び払戻し可能)

２ )映画祭開催期間(10月２日から)：手数料１枚当り1,000ウォン
・インターネットで予約し発券していない場合、インターネットでキャンセルが可能です。
・モバイルで予約した場合、キャンセル及び払戻しは臨時チケット販売所でのみ可能です。
・インターネットで予約し発券したチケットは、臨時チケット販売所でのみキャンセルが可能です。

３) 映画祭の事情によるキャンセル、変更の場合
閉幕日まで臨時チケット販売所にて払い戻しが可能です。手数料なし。

４) 映画上映当日のチケットは、キャンセル及び払戻しができません。

～例外規定～　
・未成年者はチケットを持っていても未成年者観覧不可作品には入場できません。
・６歳以下の子どもは同伴入場できません。

こうして情報を見ているだけでも、今から釜山国際映画祭の開幕が待ち遠しいですね。開/閉幕式のチケット前売りは、９月22日から発売されるのでお見逃しなく！今年は、日本から上野樹里や綾瀬はるか、夏帆など、若手俳優たちの参加が予定されています。その他の詳しい日程や招待ゲストなどまだ公開されていませんが、情報が入り次第コネストでもどんどんお知らせしていく予定ですので、ご期待くださいね！

★昨年のレポートはコチラ★
第12回釜山国際映画祭レポート