光化門の地下で世宗大王と李舜臣将軍を学ぶ
ソウル都心部の「光化門広場(クァンファムン・クァンジャン)」には、2つの銅像があります。南側には豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に対峙した朝鮮水軍の李舜臣(イ・スンシン)将軍の銅像、中央にはハングルなどを発明した王様・世宗大王(セジョンデワン)の銅像です。この2名について、より知見が深められる展示施設が広場の地下にあり、世宗大王の銅像の裏側にある出入口などから行き来できます。展示パネルは主に韓国語と英語の2か国語ですが、デジタルモニターは日本語を含む各国語で操作できるので、韓国語が分からない方でも楽しめることでしょう。またバッジや巾着などに塗り絵ができる体験コーナーもあり、韓国旅行のお土産にもピッタリです。
特徴
3コーナーに分かれた地下展示館

フロアマップ
この展示空間は3つの空間に分かれていて、同じフロアで行き来できます。
「世宗物語(セジョン・イヤギ)」
…世宗大王(セジョンデワン)の功績が学べる展示ゾーン
「忠武公物語(チュムンゴン・イヤギ)」
…李舜臣(イ・スンシン)将軍の戦歴が学べ、彼のおくり名・忠武公(チュンムゴン)から命名された展示ゾーン
子どもから大人まで楽しめる「体験コーナー」
2名の展示ゾーンは無料で観覧でき、体験コーナーは有料です。それぞれのコーナーを紹介しましょう!
世宗大王とは?

光化門広場にある「世宗大王」の銅像
世宗(セジョン)は、朝鮮王朝の第4代国王です。
1397年(=日本の室町時代初期、足利義満が金閣寺を建立した頃)に第3代・太宗(テジョン)の3男として生まれ、朝鮮王朝を開いた太祖・李成桂(イ・ソンゲ)の孫にあたります。
儒教社会の朝鮮時代では、長男が家督を継ぐのが一般的ですが、若くして聡明だったことから、国のためにと長男と次男がこぞって世子(セジャ=皇太子)の地位を辞退し、三男でありながら1418年に王位に就きました。

年表

AI世宗大王と話せるモニターも
1450年に53歳で亡くなるまで、ひたすら民のために働いた姿は「愛民精神」と称され、当時の最高金額紙幣・
1万ウォン札紙幣の肖像画にもなりました。国民のほとんどが尊敬する偉人で、歴代の王様の中で唯一「大王」と呼ばれています。
ハングルの発明

「アンニョンハセヨ」と表示されたハングル
朝鮮半島では古来より、中国の漢字を借りて言葉を文字にしていましたが、朝鮮半島で話す言葉の発音や構造とは異なるため、正しく表記できないことが多く、また漢字は両班(ヤンバン)と呼ばれる貴族だけが学べ、百姓らは文字の読み書きができませんでした。
そこで世宗は、一般の民にも分かりやすい文字を作るべく国中の学者を集め、口や喉の形を元にした独自の文字を完成させました。
その文字は1446年に「訓民正音(フンミンジョンウム)」という名称で公布され、現在のようにハングルと呼ばれるのは20世紀に入ってからとなります。

ハングルは、口や舌、喉の形を元に発明された

文字の形などを解説した「訓民正音(フンミンジョンウム) 解例本(ヘレボン)」
その他の発明品

発明品コーナー
世宗大王の代に発明されたのは文字だけでなく、日時計や雨時計、雨量計、天文機器、楽器・武器など様々な分野に及びます。
これらを全国各地の百姓らが導入し、国内の農業などが大きく発展した、と伝えられています。そのような発明品と逸話の一つひとつがパネルで説明されているので、見ごたえ充分です。

日時計「仰釜日晷(アンブイルグ)」

朝鮮式の連弩「神機箭(シンギジョン)」
李舜臣(イ・スンシン)将軍とは?

光化門広場にある「李舜臣」の銅像
李舜臣は1545年(=日本の室町時代後期、鉄砲伝来・キリスト教伝来の頃)、現在のソウル・
忠武路(チュンムロ)あたりで生まれました。死後に忠武公(チュンムゴン)と諡号を奉り、現在の「忠武路」の地名は李舜臣に由来します。
武官の道へ進み、全羅道(チョルラド)の各地で軍官を務め、47歳で全羅道近辺の水軍節度使に任命されると翌年、豊臣秀吉の1回目の朝鮮出兵「文禄の役」で、日本の本隊が朝鮮半島の北部へ進行している中、南部の海戦で局地的な勝利を重ねました。
2度目の朝鮮出兵「慶長の役」中、明(ミン)軍とともに水軍で出撃し、「露梁(ノリャン)海戦」にて戦死した、とされています。

肖像画

タッチパネルで生い立ちが学べる(日本語あり)
その後、日本の植民地時代に、独立運動家を中心に「抗日」の象徴として再評価・英雄化され、韓国全国各地に銅像が建てられたり、肖像画が紙幣や硬貨に描かれたりもしました。
出撃した海戦の紹介

日本軍と対峙した各地の戦いを紹介

わずか13隻で出撃し、日本水軍に損害を与えた「鳴梁(ミョンニャン)海戦」は、ドラマや映画でもお馴染み
現在の
麗水(ヨス)市にある「
鎮南館(チンナムグァン)」などを拠点にしながら水軍を率いて、南部の各海域に出撃しました。地の利を活かした狭い海峡での戦いを得意とし、各地での戦いが一つずつ紹介されています。
亀甲船(亀船)の中にも入れる

大迫力の亀甲船
当時の朝鮮水軍の主力戦艦は「板屋船(パノッソン)」でしたが、現代において「亀甲船(コブッソン)」の知名度が高く、ドラマや映画でも描かれるなど、李舜臣将軍のシンボル的な戦艦として広く扱われています。

艦内にも入れる

亀甲船の説明パネル

見本
「世宗物語」と「忠武公物語」の中間に、明るくて広い体験コーナーのスペースがあり、子どもから大人まで利用できます。
キーホルダーやバッジ・マグネット、巾着などにサインペンで自由に「お絵描き」をして、完成品はお土産として持って帰れる、というものです。利用料金はどれも2,000ウォン程度。
利用方法は「忠武公物語」の案内デスク前にある発券機(カード決済のみ)でチケットを購入したら、体験コーナーのスタッフにチケットを渡すだけ。該当する無地の商品が渡されるので、自由に色を足してみましょう!

「忠武公物語」の案内デスク前にある発券機

体験コーナー

他のテーブルでは、みんな熱心に作業中

受付にてチケットを渡すと、該当する品が渡されます

無地の巾着(チュモニ)にサインペンで自由に好きな色を足してみることに…

自分だけのカラーの世宗大王の巾着が完成!
Kカルチャーアトラクション

入口

案内(韓国語・英語)
パノラマスクリーンを使った4Dアドベンチャーツアーが無料で体験できるコーナー。約12分間、ソウルの冒険の旅へ出発!
運営時間:10時から18時まで
スタート:毎時00分、15分、30分、45分
行き方・アクセス

世宗大王の銅像裏に入口がある
この展示館の場所はソウル都心部にある「
光化門広場(クァンファムン・クァンジャン)」と、その隣の劇場「
世宗(セジョン)文化会館」にかけての地下にあります。
地下鉄で行く場合は、5号線の光化門(クァンファムン)駅が最寄り駅です。
地下へ降りていく入口は数か所あり、一番わかりやすいのは広場の「世宗大王の銅像」の裏側にある入口から地下に降りていく方法です。階段またはエレベーターで降りられます。

世宗文化会館・大劇場

大劇場となりの休憩スペースからエスカレーターで地下へ
また「世宗文化会館」からもエスカレーターで2フロア降りていくと、この展示フロアにたどり着きます。大劇場でのミュージカル鑑賞、小劇場での演劇が始まるまでに、この展示館を軽く見学する、という観覧客も少なくありません。
お店データ
| 店名 |
世宗物語・忠武公物語 |
| 電話番号 |
02-399-1177 |
| 営業時間 |
10:00~18:30(最終受付18:00) ※夜間延長営業あり |
| 休業日 |
月曜 ※月曜が祝日の場合、営業し翌日休業 |
| 日本語 |
不可 |
| その他外国語 |
不可 |
| 支払方法 |
無料、体験コーナーは有料(カード決済のみ) ※一部使用不可の場合あり |
| Eメール |
なし |
| 関連サイト |
www.sejongpac.or.kr/portal/main/contents.do?menuNo=200367 |
-
無料
-
散策
-
夜景・ムード
-
文化財
-
世界遺産
-
ファミリー
お店データは日々最新の情報を保つべく調査・更新しておりますが、お客様の訪問時に変更している場合があります。「営業時間が異なる」「閉店していた」等の変更がありましたら、「口コミ」より編集・閉店申告にご協力ください。