朝鮮時代の風景を垣間見ることができる風光明媚な渓谷

韓国中部の名山「俗離山(ソンニサン)」の北部に位置する風光明媚な渓谷が「華陽渓谷(ファヤンケゴッ)」です。四季折々の景色の変化が見られ、特に秋の紅葉の時期が美しく、国内で人気ある観光名所です。その渓谷のハイライトが「華陽九曲(ファヤンクゴッ)」と呼ばれる約３kmの区間で、「名勝第110号」に指定。朝鮮時代中期の学者・宋時烈(ソン・シヨル)が、この地で隠居生活を送りながら、特に景観の優れた９箇所を、第１曲から第９曲まで、それぞれ名称を付けた、と伝えられています。周辺には、宋時烈に関連する遺跡地や書斎があり、朝鮮時代とあまり変わらない風景を垣間見ることができることでしょう。