朝鮮時代中期の仏教彫刻が見所

韓国南西部の港町・扶安(プアン)の「辺山(ピョンサン)半島国立公園」内の山中にある有名な寺院です。境内からは、楞伽山(ヌンガサン)山頂に「禹金岩(ウグムパウィ)」と呼ばれる独特な形の岩が見えます。三韓時代には弁韓の宮殿が置かれた場所でしたが、百済時代になってお寺になりました。見所は本殿にあたる「大雄宝殿(テウンポジョン)」の彫刻物の数々です。朝鮮時代中期に彫刻されたと見られ、仏像の上の天蓋には躍動的で見事な龍の姿が見事。本殿の内外を龍や鳳凰など仏教を象徴する物で飾り、仏による極楽浄土が表現され、国の「宝物 第292号」に指定されています。また、寺院宿泊体験プログラムである「テンプルステイ」も実施しており、国内外から観光客が多数訪問します。