ピックアップ!お店紹介口コミ by Kosetsuさん
この建物は1941年、当時映画制作会社の社長だった日本人が自宅用として建てた木造住宅です。
1959年から20年間、大法院長(最高裁長官)の公館として使用され、1981年から2013年まではソウル特別市長の公館として使用されてきました。
リフォームをして、昨年11月に「漢陽都城 恵化洞展示・案内センター(旧ソウル市長公館)」としてオープンしました。漢陽都城というのはソウル城郭の正式名称です。
底冷えのする中、昨日行って来ました。
1階は漢陽都城や恵化門、恵化洞の歴史に関する展示です。この城郭が楯となって昔のソウルを守り、波乱の歴史を見つめてきたことがわかります。
2階はソウル市長公館関係の資料で、歴代市長のインタビュー映像や寄贈品などが展示されています。
日本人の住宅として建てられた経緯もあって、和風の作りが随所に残されています。こういうのを見るだけでも興味深いものがあります。
広い庭からは、城北洞一帯や北岳山を望むことができます。また、庭先には城郭の一部が復元されています。
センター内にはカフェも併設されているので、見学後の休憩場所として利用できます。
帰りに、周辺の城郭と恵化門も見てきました。大通りの反対側にある木製の階段を登って城郭沿いの道を歩けば、駱山公園、東大門まで行けます。
余談ながら、説明していただいた女性から、この近くに金泳三元大統領がしばしば通った『국시집』というククスの店があると聞きました。次回行く機会があれば、その店にも寄ってみようと思っています。