夕食まで時間が少しあったので、「草梁イバグキル」という道に行ってみる事にしました。
階段とケーブルカーがある事位は知っていましたが、何も下調べをしていなかったので、どんな場所なのかよく知りませんでした。
ホテルの方がケーブルカーは今は動いていないよと教えてくれましたので、階段を上って景色を眺めようと、歩いて行きました。

直行するはずが、草梁伝統市場に気持ちが惹かれ、ぶらぶらして市場の反対側から何となくこちらかな?という方向に歩いていると、道に迷ってしまいました。
最初はおじいさんに聞くと、「イバグキルってあるとは知っているけど、私は行った事がない。地元の人は行かないんじゃないかなあ…」

文具屋さんのご主人に聞くと、「もしかして日本人ですか?」と片言の日本語を思い出しながら話をして下さいました。「私は昔東京に住んでました。貿易の仕事をしてましたから、少し日本語が話せます。どちららから?」などと昔日本に住んでいた頃の話を嬉しそうに話して下さいました。
最後に階段までの道を教えて下さり、笑顔でバイバイと手を振って下さいました。

しかし、歩いていると小道が多く、標識もない為どの道を曲がればよいのか分からなくなり、また通りすがりのアガシ達に聞きますと、「168階段の事ですか?」と言い、その後はスマホの翻訳と片言の日本語で話をして下さり、最終的に「私達が階段まで案内しますね」と階段の入口まで連れて行って下さいました。
急勾配の階段を見てびっくりしている私達に、「旅行、どうぞ楽しんで下さいね!」と笑顔でしかも日本語で話して下さり、お礼を言ってさよならをしました^^

急勾配の階段の階段にびびっていましたが、きっと上まで行くと眺めが良いはずと、高所恐怖症の私は両手をついて決して下を見ずに上って行きました。
階段の途中で、上から来た人とすれ違うには、一旦座って道をゆずり、それもまたドキドキして楽しかったです。

頂上まで登る途中に展望台があり、そこからの景色は最高でした。
夕焼けの空と、釜山港、街並み…
夕方の涼しい風に包まれて、ぼーっと眺めていると、本当に心癒されます。
ケーブルカーは2024年10月から再開と看板が出ていましたが、階段を上るだけでも釜山の町を一望できる素敵な場所だと思いました。

イバグキル＝168階段だと思い込んでおりましたが、イバグって189階段ではないのか???と疑問に思い調べて見ましたら、イバグとは、釜山の方言で「話」、キルは「通り」という意味だそうでした。
私達にとって、その名の通り、釜山の親切な方々と話しながら歩いた思い出深いイバグキルでした。

釜山駅から徒歩圏内で、散策できます。ｶﾌｪなどもあり、疲れたときは休憩も可能です。
しかし、日影がほぼないので、真夏は避けられたほうが良いと思います。
草梁ｲﾊﾞｸﾞｷﾙは、釜山駅から山側へ進むと警察があります。警察を正面に見て左側へ坂道を100ｍくらい進むと「草梁ｲﾊﾞｸﾞｷﾙ」の看板があります。そこを曲げれば、散策できます。
168階段は、草梁ｲﾊﾞｸﾞｷﾙの近くにあります。見上げるくらいの階段とﾓﾉﾚｰﾙの入口があります。訪問した時、ﾓﾉﾚｰﾙは運休中で、階段を上りました。階段途中で空地や展望台があるので、休憩しながら登れます。
「ぜいぜい･･･はぁはぁ･･･」息切れしながら登り切り、体力のなさを実感しました。（笑）
階段は、急階段なので、歩きやすい靴がおすすめです。
階段を登ると階段にタイルで小さなお家が貼られていてかわいいです。
自分の体力確認が、できる階段でした。

2023年6月まで運行休止みたいです。

モノレールに乗ってみたくて、2月10日午前中に訪問しました。イバグキルの案内板から階段を上がったところにモノレールの乗り場があります。モノレールは電車型ではなく、縦長の箱まさにエレベータそのもの。ドア開閉、階数ボタンなど操作もエレベータと同じです。座席は4人分あります。１階（下部乗り場）には係員がいましたので、操作方法がわからなくても教えてくれました。
出発するとしばらくは結構揺れます。その後急角度で登って行きます。あっという間に広大な景色が広がり釜山港大橋が見えてきました。上部乗り場に到着すると、降りる人が待っていました。結構利用頻度が多いようで、停止している時間もないくらいひたすら往復していました。
上部には展望台が何か所かあり、景色とオブジェの鑑賞をしました。帰りは別のルートで降りてみましたが、行き止まりになってしまい、結局モノレールの横の階段で降りました。

2020.1.5
草梁イバクギル
168階段モノレール(無料)
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住民の不便を解消するために
作られた小さなモノレール
崖のような絶壁を
グラグラと上がります
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約5分で3階(終点)に到着♪
展望台からは釜山の街を見渡せて
とっても気持ちが良かったです。
思ってた以上に素敵なところ。
次は夜に行ってみたいです