赴任11ヵ月目、韓国語ぼちぼちのばむ太郎です。

10月4日(土)に、아산(牙山：アサン)の공세리성당（貢税里聖堂：コンセリソンダン)へ、
一人で行ってきました。

前日は환선굴（幻仙窟：ファンソングル)に行って、自宅へ戻ったのが夜中の12時でした。
少々バテてしまったものの、天気が良く、比較的自宅の近所にあることから、
1度訪問したいと考えていた공세리성당（貢税里聖堂）へ、散歩のつもりで行ってきました。

今回も、読めるが、すこししか話せない韓国語を携え、
ご近所へ、ぶらりひとり旅のご紹介です。


1.見学地
　　공세리성당（貢税里聖堂：コンセリソンダン)

　　忠清南道 牙山市 仁州面 貢税里の小高い丘にある、
　　忠清南道記念物第144号に指定された、カトリック大田教区の本堂です。
　　初期の教会は1890年代に設立され、現在の本堂は1922年に建設されたものです。

2．行程と移動方法
　1.처처안아산역(天安・牙山駅：自宅最寄駅)→온양 온천역(温陽温泉駅)
　　　　　　　　　　 地下鉄1号線 8分　　1,050₩

　2.유엘시티/온양온천역(ユエルシティ/温陽温泉駅)バス停→인주파출소(インジュ交番)バス停
　　　　　　　 　　 市内バス(600, 601, 610, 611, 612, 614)　　約30分　 T-money card利用(運賃 1,350₩)

　 3.인주파출소(インジュ交番)バス停→공세리성당（貢税里聖堂：コンセリソンダン)
　　　　　　　　　　　徒歩　約5分、滞在時間　約1時間

　　 帰りは往路の逆順

3.入場料
　　無料
　
4.その他情報
　　　　　１)本堂へはミサ以外は見学可、正面の左側に入口あり。
　　　　　2)事務室にパンフレットあり(韓国語のみ)
　　　　　3)事務室前にギフトショップがあります。(午後5時閉店)
　　　　　4)事務室、ギフトショップ入り口左側にトイレあり

5.所感
　　・本堂は小ぶりですが、洗練されたデザインの印象を受けました。
　　・本堂に入ることができました。中は土足禁止、一般的な本堂です。
　　　静かに礼拝している人がいたので、写真を撮るのに気が引けました。
　　・小高い丘にあり、木々に囲まれた教会ですので、散策するには良い場所です。
　　・今度行くときは、帰りに온양(温陽)で、温泉に入ろうかな、と考えています。

「貢税里聖堂」は、19世紀末にこの地にやって来た宣教師たちによって建てられた、忠清南道で一番古いカトリック教会だそうです。

まず、山の斜面に、キリストの像と、レンガ色の建物があります。集会所や事務所として使われているようで、人の出入りがありました。

さて、聖堂はどこにあるのだろう・・・と徒歩で道をのぼりつつ前方を見上げると、左側の木々の中にマリア像が見えます。その奥に、これも木々で隠れていますが、小さな聖堂があります。

教会の敷地内には、殉教者の墓地や、博物館のようなものがあります。「博物館のようなもの」は、あいにく休館日（月曜）に訪ねてしまったので見られませんでしたが、墓地は「今は全国どこにでも教会がたくさんある韓国も、禁教の時代があったのだな」と実感する場所でした。

とてもエキゾチックで観光施設にも見えますが、また、観光案内にはたいてい「誰もいない聖堂内の写真」が載っていますが、韓国の多くの聖堂と同様、現役の（テジョン教区管轄）教会です。
施錠されていた聖堂入口は礼拝時間（掲示を見る限り、平日も日曜も午前11時～11時半前後に開始）には開くようですが、もしこの時間に訪ねた場合も、聖堂内を歩き回ったり、中でどしどし写真を撮ったりは少し難しいかもしれません。

聖堂内を見ることはあまり考えず、月曜以外（見られなかった展示が興味深いものかは断言できないのですが・・・）の訪問をおすすめします。

あ、重税を取られそうな名前の教会ですが（『貢税里』は地名ですが・・・）、少なくとも聖堂と墓地に関しては見学無料でした。