映画、「タクシー運転手 約束は海をこえて」を観て、どうしても光州に来ました、銅像を見たら映画を思い出してしまい涙が出てしまった、

朝6時前なのにアジョシ、アジュマが元気に運動してました、市民憩いの公園です、

光州事件は映画や人の話を聞くくらいでしたが、資料館の映像（日本語）を見て光州事件の悲劇や民主化の原点などとてもためになりました。

光州の「5.18記念公園」は、1980年のいわゆる「光州事件」の記憶を人々に残すために作られた場所です。
5.18の記念行事も終わった6月に訪ねてみました。

この公園を紹介する記事に必ず使われるのが、一番目立つところにある男性3人のモニュメントです。が、実際に公園に行ってみると、これ以外にもいくつかの像があることに気付きます。

まず、モニュメントの左方向にある若者の像。学生の犠牲者を悼む像のようですが、自由を求めているのか、重傷で助けを求めているのか、手を伸ばした上半身だけの姿で、若くして命を落とした青年の無念さが感じられます。

そして、目立たない場所にありながら印象的なのが、モニュメントの地下部分です。唐突に地下道入口のようなものがあるので「地下鉄駅でも車道でもないのに…」と思いつつ下りてみると、薄暗い空間に「市街に押し寄せる軍隊」「人名がびっしり刻まれた石板」、そして「死んでしまった我が子を抱く母親のような女性像」があります。
地下の物理的な暗さもあって、街に突然侵攻してきた軍への驚きと怒り、大切な人を失った市民の悲しみが静かに伝わってくる場所です。

記念墓地と異なり、光州市のわりと中心部にあるので、モニュメント前の広場は自転車で爆走する小学生、散歩する中高年、デート中のカップルなど、地元市民らしき人々でにぎわっていました。
40代以上の地元の人なら1980年の記憶もあると思われますが、雰囲気的には普通に平和な公園で、「何でもない日常生活」の大切さを実感しました。