鰲山(オサン)は、全羅南道(チョルラナムド)の求礼(クレ)の中心から約７キロ離れた文尺面(ムンジョンミョン)に位置する標高531メートルの山で、その頂上にあるのが韓国の「名勝 第111号」に指定されている「四聖庵(サソンアム)」です。

「四聖庵」の中心的な建物である「瑠璃光殿(ユリグァンジョン)」は、高さ20メートルを超える断崖絶壁にある「薬師殿」で、岩壁に彫刻された「磨崖如来立像」を殿内で見ることができます。「全羅南道有形文化財 第220号」指定の「磨崖如来立像」は高さ3.9メートル、元曉大師が爪で彫ったと伝えられていますが仏の様式は高麗時代のものと推測されています。

四聖庵マウルバスチケット販売所からシャトルバスが運行されており、四聖庵入口まで約10分、そこから四聖庵までは約2.2キロ、約40分の道のりです。岩の階段を上り下りするので履き慣れた歩きやすい靴で行くとよいでしょう。