中部市場で、買い物を済ませ、ウロウロ物色をしていました。
すると、ごま油の瓶が店先に並んだお店を発見。
奥には、唐辛子を粉にする機械が置いてあり、唐辛子の粉が飛んでいるのか、目がショボショボします。
ごま油を物色していると、中からお店のアジュマが出てきて、「韓国産のが一番よ」と勧めて下さるので、お値段を聞くと、韓国産19000W、中国産8000Wとの事。
ん…お値段は、中国産の倍以上はしますし、1瓶350mlです。
既に缶のごま油を購入済みでしたので、もう必要はありませんでした。
しかし、私共は、絞りたてのごま油を味わった事がないし、試しに中国産を1瓶購入する事にしました。
アジュマは、たった1瓶ですが、嫌な顔一つせず、しっかり梱包して下さいました。
正直、このごま油に対して期待は全く持っておりませんでしたが、
帰国後…蓋を開ける前に既に微かなごまの風味がします。
もしかして…蓋を開けると、ものすごいごまの香りが辺り一面に漂います
そして、1滴指にたらして味見してみますと…
ピャ~
それは今まで体験した事のない、ごまの風味が
わずか1滴なのに、100粒のごまの香りと味がするのです。
こ、これは…
味覚の記憶というものは、一生忘れないと言いますが、一気に初韓国の時の味を思い出しました。
ツアーで行った焼肉屋さん、焼肉なのに、タレが塩とごま油だけなのです。
疑問に思いながらも、焼いたお肉をごま油と塩につけると、信じられない香りと、美味しさがそこにありました。
それから、訪韓時には、ごま油を購入しますが、どれも違います。
焼肉を食べる時にも、これ程の香りのあるごま油は一度も出てきた事がなく、もう完全に諦めてしまっていました。
そして、遂に、約20年前に味わった風味のごま油を発見しました
中国産でこれなら、韓国産は、一体どれだけすごいのでしょうか…
押し売りもしない、とても感じの良いお店の方でしたので、安心して購入できるお店だと思います。