2日ほど前、近所のホームプラス(ワールドカップ店)で新顔の生マッコリに遭遇しました。
「国民のためのマッコリ K」とあります。価格は1950ウォン。生マッコリとしては高額ですが、「名前がアルファベット1文字」「ボトルの形がワイン風」という珍しさもあって、ひと瓶購入。
帰宅後、何がどう「国民のための」マッコリなのかとニュース記事などを見た結果、
http://sports.chosun.com/news/ntype.htm?id=201510210100227980015659&servicedate=20151020
・国家特許2種の技術移転を受けている
・その技術とは「種菌」に関するものである
・特許技術移転に対し、販売収益金の一部が政府機関に支給される
・中小企業と政府と大企業(大型マート)との共存同行により、マッコリを
民族文化遺産として発展させる創造経済のきっかけを提供した
とあります。
「今まで、殆どのマッコリ醸造には日本人カワチ氏が分離した事で知られる発酵種菌と、ワインまたは製パン用酵母などが使われてきた。マッコリ種菌に対する国家特許技術が開発されることで、初めて原菌に対する系図を取り揃えた。ここに、国民マッコリKは100年ぶりのマッコリ独立の道を開いたという評価を受けている」・・・との文面を見るに、味以前に、民族的な意義のある新製品のようです。←私は、従来のマッコリに外来モノの菌が使われていたという事実を初めて知りました
ホームプラスやロッテマートなどで販売を開始したという、この鳴り物入りの「国民マッコリ」ですが・・・正直言って、不味くはありませんが、冷蔵マッコリ棚の古参「ヌリンマウル」「古」や、近所のマートで販売の「ペダリ」などに比べ、スゴく美味しいとか個性的な味といった印象は受けませんでした
このスペースでの残留争いは熾烈ですが、勝ち残れるでしょうか。
でも、味の好みはそれぞれですので、生マッコリ好きの方、見かけたら一度お試しを。ちなみに、米はさすがに「輸入産」ではなく韓国産です。