回転寿司店「スシロー」の支店がある、木洞アイスリンク（スケート場）近くの「ヘンボッカン百貨店」に行きました。

「幸福な百貨店」という謎な名称は、国内の中小企業の製品や、地方特産品を多く扱っていることに由来するようです（大手コスメブランドや外資系アパレルメーカーも入店してはいますが）。ソウル市内に位置しながら、非常にローカルというか、地方の小都市にまれに残っている古いデパートのような雰囲気です。

特に興味深いのは４階です。「HIT500PLAZA」というアイデア商品コーナーや、他のデパートや大型マートでは見ないブランドの商品、地方特産品ショップなどがあり、思わず立ち止まってしまいました。←エスカレーターが４階でいったん切れて、５階以上に行くエスカレーターに乗るにはフロア内を少し歩く構造になっているのも一因ですが。

手製クッキー（2500ウォン）、済州笹茶（1500ウォン）を買っての会計中に、珍しい商品に目がとまりました。
「泥祭り」で有名な忠清南道・保寧（ポリョン）産の洗顔料とシャンプーです。無名メーカーなわりに優秀な使用感なのですが、忠清道地域以外の場所で売っているのは初めて見ます。しかも、シャンプーはセールで7000ウォンになっています。思わずシャンプーを１本買ってしまいました。

日本語版ホームページが若干怪しげだったこともあり、あまり期待していなかったのに、上階には映画館「MEGABOX」、地下１階には「タルギキッズアトリエ」や「農協ハナロクラブ」などもあるという、意外に多芸なデパートでした。今回は「スシロー」目的で時間に余裕がなかったのですが、ゆっくり再訪したい場所です。