2ヶ月ほど前の女性誌「Singles」のパン店特集に、「Bread05」「Ach so」「5月の鐘」などの有名店と並んで、「聞いたことのない店が載っていました。
「브레드피트(ブレド ピトゥ)」・・・日本で「ブラピ」と呼ばれる米国人俳優の名前をもじった「おやじギャグ」でしょうか?
きのう、汝矣島の有名コングッス店で昼食の後、「あのパン店は、この近くでは」と思い出し、立ち寄ってみました。
飲食店やブティック、オフィスなども入ったマンションの地下1階のようです。そして、「ピット」の「ピ」はPではなくFでした。とても小さな店舗ですが、ガラスケースの前に(客が直接パンに触れない方式です)4~5人の客がいます。ケース内のパンを見ると、非常に美味しそうです。
とりわけ目立ったのが、白い「桜あんぱん
」です。日本では時おり見ますが、韓国のパン店では初めて見る気がします。この「桜あんぱん」と、牛乳クリームパン(確か1700ウォン)、「グリーンオリーブ」というチアバタ風のパン(2500ウォン?)、アイスアメリカーノ1杯を購入(計1万ウォン)。店の前には立ち飲み、座り飲みスペースが1卓ずつあります。
桜あんぱんは、シットリした生地と、小豆味なのに灰色というかピンクというか桜色の柔らかい餡(小豆の表皮を除いた、とかでしょうか?)で、予想以上の美味でした。
牛乳クリームパンは、白色でバニラ粒入りのクリームが、これも良い感じです。「グリーンオリーブ」は、詰め物入りのオリーブが丸ごとゴロッと数個入っており、さらに表面と内部にチーズも使われていて、酒・ワイン好きな人に良さそうな味でした。
よく考えると「和テイスト」なパン店なのですが、社長氏も、カウンター内にいた店員嬢も、「日本語可」でした(奥の作業場にも日本語可スタッフはいる様子)。私の後にも客が続いていたので「社長は日本にパン留学とかしたんですか」「店名はブラピと関係あるんですか」等の質問はしていませんが・・・。
「桜あんぱん」は季節限定商品かもしれませんが、その他のパンも非常に美味しかったので、 汝矣島方面に行かれるパン好きの方、一度お試しを