昌徳宮の向かいというか、安国駅近くに「韓国文化精品館」と漢字の書かれた店があります。食品、雑貨、工芸品など扱う土産物店のように見えますが、どうも高級そうな雰囲気です。

11月下旬の昼に入ってみました。ソウルだけではなく、済州など地方名産品にも力が入っています。あまり街なかでは見ない高級化粧品、高級な陶製ボトルに入った伝統酒など、外から見たとおり、高級系です。

2階は何か準備中でしたが、3階には茶道具や工芸品、4階は「オレテン ミレ（日本語パンフには『古き未来』とありました）」という伝統茶カフェです。1階の案内を見る限り、茶葉を選んで伝統茶が飲めるようです（有料）。

昌徳宮と同じ月曜が定休日であること、3階、4階の茶道具や試飲コーナーの雰囲気が、ツアーで中国旅行に行くと案内される中国茶売場に似ていることから、中国などのツアー客がどっと連れてこられる場所なのかも・・・と思いました。幸か不幸か、私の訪問時は客はあまりいませんでしたが。

済州コーナーの「仙人掌（サボテン）茶　5500ウォン」を購入。ジャムのような外観で、原液1：水または湯6～8の割合で飲むとのことです。スライムのような、でろーんとした質感で多少スプーンで取るのが難しいのですが、味はフルーティーで酸味があり、なかなか良い感じでした。

地方都市の物産展（先月は忠清北道展）なども主催していること、観光スポットにある他の土産物店とは少し違う品揃えが異なること（ポロロやタルギちゃんの雑貨、カラムシ茶、市内では見ない酒や焼酎など）から、韓国旅行慣れした人でも興味深く見られる店です。
この日は食事＆お茶の後だったので、4階でのお茶は断念しましたが、次回近くを通ったら「オレテン ミレ」にも寄ってみたいものです。