コスメ店が並ぶ明洞のメインストリートを歩いていた時、「Mamonde」と書かれた店に目がとまりました。
AMORE PACIFIC系コスメの中でも地味な印象のマモンドが、単独の店舗を出していることに少し意外さを感じつつ、中に入ってみました。「FSS」とあるので、「フラッグシップストア(旗艦店)」のようです。
店の前も店内も、非常にフローラルというか「花」なイメージです。そして、売場というより「展示」な雰囲気の、ゆったりした配置で商品が並べられています。
店員はそれなりにいますが、客を見てもピッタリ付いてきたりしません。明洞=積極接客という印象がありましたが、買う気満々な中国人女性客に中国人スタッフが何か説明している以外、店内の客は好きなように商品を見ています。
階段に「2階のパウダールームをご体験下さい」と案内があるので、上ってみました。
音楽や映像の体験スペースを抜けると、コスメやメーク用品が置かれたフロアがあり、どうやら自由にメークを試せるようです。
非常に印象的だったのが、レストルームです。「トイレ」と呼ぶにはあまりに非・日常的な空間です。それぞれ異なるコンセプトの4つの部屋があり、入っただけで一流ホテルの客室の「ウェルカムフラワー」「薔薇の花びらが浮かんだ浴槽」といった気分を味わえます。←というのは大げさですが
非日常体験のあと、1階に戻ってフローラルなパッケージのシートマスク「栄養」と「角質改善」(各1500ウォン)を購入。
レジの店員嬢は「5枚購入されると、5+5であと5枚進呈中ですが」と言ったものの、「いえ、この2枚だけで」と答えたら、アッサリ会計を始めました。明洞の中心部にありながら、何という淡白さでしょう。
さっそく「栄養」のほうを1枚使ってみました。「濡れた厚い和紙」のような質感で、やや重くて落ちてくる感じはありますが、翌朝の顔にはうるおいを感じました。
同じAMORE PACIFIC系のコスメだと、すぐ隣りの「イニスフリー」の方が知名度も高く、値段も全体的に安めです。が、Mamondeには香りの良い(キツい匂いではなく、リラックスできる感じ)商品も多く、また、何といっても「非日常レストルーム」もあることなので、明洞のメインストリート付近にお立ち寄りの方、この旗艦店を一度のぞいてみて下さいね・・・。